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FAIRY TAIL ー唯一の滅竜魔導士ー
妖精VS幽鬼
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俺が外に出ると六足歩行で歩いてくるギルド。

「幽鬼の支配者……!」

俺のあとを追ってきたカナが言った。

すると、相手は動きを止め何かをし始める。

──何だ…魔法を集めて……まさか!?

「な、なんだよあの魔力の塊…!」

「不味い、魔導収束砲だ…!」

「ギルドごと吹っ飛ばす気なのか!?」

エルザが鎧をまとい魔導収束砲の前に立つ。

──させるかよ!

俺は急いで外に出て、脚に魔法を纏わせて空中に浮く。

エルザと魔導収束砲の間に。

「全員、今すぐ伏せろー!」

「アル…!?」

俺はエルザを皆の下に吹っ飛ばした、その瞬間魔導収束砲は放たれる。

「アルマー!」

誰かが俺の名前を呼ぶが、今は気にしてなどいられない。

──やるしか……ない!

俺は全身に力を入れて、自分が立っている場所より後ろに行かないように何とか踏ん張る。

だが、受け止めている間に徐々に威力は増していく。

「……っー!」

どれだけ受け止めても、砲撃は止まらない。

──不味い…!

「ぐっ……あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

俺は砲撃が止まるまで受け止めたが、最後の威力が予想よりも強く衝撃と共に後ろへと飛ばされた。

「う、受け止めやがった……」

「アルマ…スゲェ…!」

「で、でもアルマが…!」

エルザとナツが飛ばされたアルマに駆け寄った。

「アルマ!」

「おい、アルマ!しっかりしろ!」

「……………。」

だが、アルマからの返答がない。

『アルマ戦闘不能、マカロフも不可能。ルーシィ・ハートフィリアを今すぐ渡せ!』

ジョゼの声がマグノリアに響き渡る。

『「仲間を売るぐらいなら、死んだ方がマシだー!」』

フェアリーテイル全員がそう言った。

『ならば!更に特大のジュピターを15分後に食らわせてやる、再び絶望と恐怖を味わえ!』

──まだ…15…分…ある…

「あ、アルマ!?」

「ナツは…ジュピターを破壊してくれ…」

「分かった、壊せばいいんだな!」

「エルザは…エレメント4をグレイ達と頼む…俺はジョゼと戦う…。」

「何を言って…!?」

「頼んだ、エルザ。」

俺は脚に魔法を纏わせ、空気を蹴り一気にジョゼの元に飛んだ。








「おやおや、これはかの有名な闇の滅竜魔導士アルマじゃないですか。」

「……貴様と喋る気など無い。」

「相変わらず冷たい男で、君が温かい1面を見せるのはあの子達の前だけなんですかねぇ?」

「はは、温かい1面だと?」

俺は言葉を続けながら魔力を高めていく。

「貴様らにそんな優しさなど、向ける価値す
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