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魔法少女リリカルなのはStrikerS 前衛の守護者
第三十六話 シグナム攻略法
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の頭が地面につかないように膝枕をする。

普段のアスカなら飛び上がって喜びそうだが、紫電一閃のダメージがその余裕を奪っている。

アスカは脂汗を流し、苦しそうに呻く。

「シャマル先生がすぐにきてくれるから、このまま大人しくしてるんだよ。シグナムさんは大丈夫ですすか?………シグナムさん?」

返事が無いので、シグナムに目を向けるなのは。

少し離れた場所で、シグナムは一撃を喰らった箇所を軽く指で撫でていた。

(私の紫電一閃をバリアで勢いを殺しておいてから、未完成の紫電一閃で防いだか…更に、完全にレヴァンティンを止めてからの紫電一閃…)

シグナムは深刻そうに何かを考えている。

「シグナムさん?もしかして怪我を…」

「いや、何でもない…なのは隊長、後で少し話をしたい」

心配そうな目のなのはに、シグナムはそう言ってその場から立ち去る。

(少々早い気もするが、やってみるか)

シグナムは一つの決意を胸にした。





アスカを医務室に送り届けたなのはは、隊長室へと戻った。

中には、シグナムが一人イスに座っている。

「なのは、アスカの様子はどうだ?」

シグナムが聞いてきた。

人前では、なのはを上司として接しているが、気心の知れた者同士の時は昔からの口調になるシグナム。

「はい。シャマル先生が言うには、筋肉が痙攣を起こしたそうで、すぐによくなるらしいです。念のため、今は休ませてます」

「そうか」

シグナムは腕を組んで何かを考えている。

「そう言えば、何かお話があったんじゃないですか?」

なのはは、先ほどシグナムが相談があると言った事を思い出す。

普段は、あまりシグナムから相談と言うのは無い。

「あぁ、頼みたい事があるのだが」

そう言ってシグナムは、立ち上がってなのはと向き合う。

「明日、試合を行いたい」

「………はい?」

なのははキョトンとして首を傾げる。

「試合って、誰とですか?」

フェイトとするのか、それともシスターシャッハを呼ぶのか?そう思うなのは。

だが、シグナムはなのはの予想外の人物の名を口にした。

「アスカだ」

「…………えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇっ!!!!」

一瞬間をおいて、なのはは叫び声に近い悲鳴をあげた。

「そ、それって模擬戦の事ですよね?!」

「真剣勝負の試合だ」

なのはの問いに、間髪入れずに答えるシグナム。

「だ、ダメに決まってるじゃないですか!いくらなんでも実力差があり過ぎます!それは分かりますよね?」

さすがに許可はできないのか、なのはは慌てるようにそう言う。

それと同時に違和感を覚えた。

普段、
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