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魔法少女リリカルなのはStrikerS 前衛の守護者
第三十六話 シグナム攻略法
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こうなったらトコトンやってみようか。どのみち八方塞がりなんだし、やってみる価値は確かにあるだろ。

「うん、任せて。でも、最終的に実行するのはアスカなんだから、ちゃんと練習しておくんだよ?」

「分かってるって。シャーリーのアイデアを無駄にはしないよ」

こうして、オレとシャーリーの悪巧みは実行される運びになった。





outside

アスカとシャーリーが一計を練り、数日が経った。

「どう?できそう?」

訓練場でシャーリーが準備運動しているアスカに話しかける。

「まあ、何とかなるだろ。成功しても失敗しても、とにかくやってみるよ」

身体をほぐしていたアスカが答える。

今日は個人スキルの訓練を行う日で、アスカはシグナムと模擬戦を行う事になっていた。

「プログラムも入力したし、身体強化計算も終わってるから、あとはアスカ次第だからね」

「分かってるって。大丈夫だよ」

「うん。じゃあ、データ取るから、頑張ってね」

シャーリーはそう言って立ち去った。

入れ替わりで、騎士甲冑を身につけたシグナムがやってくる。

「シャーリーは何か用だったのか?」

準備の整ったアスカに、シグナムは話しかける。

「データ取るから頑張って、だそうです」

ラピッドガーディアンを起動させたアスカは、簡素に答えた。

「ほう、何か悪巧みでもしている顔だな」

ニヤリとシグナムが笑う。

工夫して、色々手を尽くして向かってくる事がうれしいらしい。

「悪巧み……まあ、そうですね。あとは模擬戦でって事で」

その言葉を皮切りに、アスカとシグナムの模擬戦が始まった。





立ち上がりはいつもと同じだった。

アスカは間合いを測りつつ、シグナムの周りをグルグルと回る。

(相変わらず隙がないな……)

側面も、背中に回り込んでも、シグナムは僅かに動くだけでアスカに付け入る隙を与えてくれない。

アスカは一度足を止める。

「どうした?悪巧みをしているのではなかったのか?」

鞘に納められていたレヴァンティンを抜くシグナム。

「タイミングってのもるんですよ。まあ、後のお楽しみと言う事で!」

アスカがラピッドガーディアンを振るう。

シグナムは、それをバックステップで躱す。

だが、後ろに飛ぶ瞬間、レヴァンティンを薙いでアスカを牽制する事を忘れない。

「攻め辛いな!」

アスカはシグナムの側面に回り込み、攻撃する。だが、

「遅い!」

アスカの一撃は、レヴァンティンで防がれてしまった。





その様子を、シャーリーはデータを収集しながら見ていた。

「やっぱり攻撃が単調だよ
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