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魔法少女リリカルなのはStrikerS 前衛の守護者
第三十六話 シグナム攻略法
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は明日の正午。場所は訓練スペースだ。立会人は、なのは隊長がやってくださる。今日はもう身体を休めておけ」

シグナムは要件を言って、医務室から出て行った。

ポカーンとしていたなのはが、ハッと我に返る。

「な、なんで受けちゃったの!?」

「え?許可されてたんじゃなかったんですか?」

アスカは、何でなのはがアタフタしているのかが分からなかった。

「だって、まさか受けるとは思わなかったんだもん!」

思わず素が出てしまったなのはに、ちょと萌えてしまうアスカ。

「何で受けたって言われたら、シグナム副隊長の目が綺麗だったからですかねぇ」

「え?」

「混じりっけのない目。あんな目をする人が、意味なく試合なんかしようとはしないと思います」

アスカはそう言って、ベッドから抜け出した。

「どうなるかは分かりませんが、オレもやれるだけの事をします」

アスカは、真っ直ぐになのはを見つめる。

「アスカ君………うん、分かったよ。明日、近くで見せてもらうから」

覚悟を決めたアスカ。

それを止めるのはヤボと言うものだろう。

なのはも、自らも覚悟を持って立ち会う事を決意した。





翌日、アスカは軽く汗を流した後、シャワーを浴びていた。

だが、温水ではなく冷水でだ。

長い髪を伝って、冷水が床に落ちる。

「シャワーで身を清めるもないだろうけどさ」

頭から冷水を被り、気を引き締めるアスカ。

「さて、行くか」





同刻、シグナムも同じようにシャワーで冷水を浴びていた。

目を閉じ、静かに精神集中する。

「アスカ、この試合の意味を感じ取れるか?」





正午

アスカはアーマードジャケットを身につけてシグナムを待った。

(シグナム副隊長が何を考えてるかは、まだ分からない。でも、何か意味がある筈だ)

目を閉じ、集中する。

その様子を、スバル達フォワードメンバーが心配そうな顔で見守っている。

「ティア……アスカ、大丈夫かな?」

不安そうなスバルが、隣のティアナに聞く。

「大丈夫にきまってるでしょ!アスカは頑丈なのが取り柄なんだから!」

力強く答えるティアナ。だが、

『そんな不安そうに言うんじゃないの!エリオとキャロまで不安になるでしょ!』

念話でスバルを叱るティアナ。

『ご、ごめん!』

スバル謝って、エリオとキャロに目を向ける。

二人はジッとアスカを見ていた。不安からか、ぎゅっと固く手を握っている。

その二人に、ティアナが近づく。

「大丈夫よ、心配ないわ。アスカなら、大丈夫。分かるでしょ?」

そう言って、ティアナが二人を抱き寄
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