第五章:冥界合宿のヘルキャット/導き手のスレイヴ
Change10:黒猫…そして彼だけが知る男〜A lie and a shadow〜
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らないが一瞬で私の結界を解除できたの!?」
「なあに、結界の発動原理やプロセス、仕組などは現代のパソコンに使われているプログラムとさほど変わりない。まあ魔術の原理は修行の時にリアス部長やグレイフィアさんに聞いた」
「それでもなんで仙術でできた結界を…」
「言っただろう?結界の発動原理やプロセス、仕組などは現代のパソコンに使われているプログラムとさほど変わりないって。あくまで仙術でできた結界でも使っているエネルギーが生命力か魔力の違いだけだ。それにお前が組んだこの結界のプログラムは至極簡単にに理解できた」
「くっ…常識はずれにもほどがあるわ……」
「ま、世界はひろってことだ…。これを名付けるなら解析と強制を掛けて『解析強制解除』といったところか」
シン……。
「シン…あなたって…」
「突っ込みどころがありません」
「常識はずれにもほどがあるぜ…」
正直味方である俺たちは驚きを通り越してもう何言っていいかわからん。
まあこれで黒歌にもかえってもらえることを祈るしかないな。
だがそう思った時、黒歌の後ろから空間に裂け目が生まれた。
今度はなんだ?
「援軍か…」
シンが銃を構えた
俺が疑問に思っていると裂け目から一人の若い男が現れた。
背広を着て、手には極大のオーラを放つ剣が握られている。
あの剣・・・・しかもこの肌がヒリヒリする感覚は聖剣か?
「そこまでです。黒歌。会場の悪魔たちが気づきました。それに美猴も無力化されてヴィダールには小ばれました」
眼鏡をした男性はそう言う。
口振りからするに黒歌やあの二人の仲間か?
「何しに来たのよ…。ヴァーリの付き添いじゃなかったの貴方は…」
「貴方が遅すぎるのと美猴があの人物に簡単に無力化されたのでね。まったく、何をしているのやら」
ため息をつく男性。
「イッセー万が一あの男と戦闘になった場合逃げろ。あの聖剣…文献で見たことないがおそらく、聖王剣コールブランド。またの名をカリバーンだったか。まさかそんな厄介な代物がテロリスト側にあるとはな。現実は非常なものだ」
「シン…あなたがそんなこと言っても説得力ないわよ」
「え?なんでです?」
「貴方のほうがよっぽど敵に回したくない人物だわ」
「は、はぁ…?」
シンって本当に自覚症状がないんだな…。
主に自身の強さに関して。
「流石噂のお方ですね。見ただけでこの剣に正体を見破るとは…。それならこの剣もあなたならもうわかっているでしょうね」
「ああ、エネルギーの波長で簡単にわかった。おそらくそれが行方不明扱いになっている七つに分かれたエクスカリバーの最後の一本だな」
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