第五章:冥界合宿のヘルキャット/導き手のスレイヴ
Change10:黒猫…そして彼だけが知る男〜A lie and a shadow〜
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ながらイッセーたちのもとに向かった。
―○●●●●○―
「くっ…やるわね。それに美猴の気配が薄くなったわね…」
俺―――兵藤一誠は小猫ちゃんのお姉さんと戦っている。
しかも小猫ちゃんのお姉さんがさっき言ったことが本当だとシンがやってくれたようだな。
あとはあの仮面の男と目の前の小猫ちゃんのお姉さんだが…。
「なあ、出来ればあんた達にはこのまま帰ってほしいんだ。正直小猫ちゃんの目の前であんたを殴るのは少々気が引けるんだよ」
すると黒歌は目を細めて俺目掛けて殺気を放ってくる。
「へぇ、悪魔になりたての子供がずいぶん舐めたこと言ってくれるじゃない。私に帰ってほしいなら白音を渡しなさい。あの子は私の妹よ」
「さっき部長が言ったはずだぞ?あんたが小猫ちゃんのを張ったら菓子にしてなんで今され連れ戻しに来たと…。正直俺もある意味じゃ同じことを思っている。それに今小猫ちゃんは自分自身の力に真剣に向き合っているんだ。だから今はそっとしておいてくれないかな?」
「それなら、連れていかないわけにはいかないわね。白音の力は私が一番分かってるのよ?私があの子の力を見てあげるのが一番だとは思わない?」
「本人にさっき拒絶されてもか?」
「それがあの子のためよ」
くっ…さすがに聞いちゃくれないか。
しかしさっきから黒歌の言葉を聞いていると、とても妹を簡単に見捨てるような奴の話し方じゃない。
しかも戦闘前にシンが黒歌のことを『嘘吐き黒猫』といっていた。
いろんな考えがごちゃごちゃしてわけわからなくなりそうだ…。
やっぱり強制的に逃げてもらうしかないか…。
「イッセー、そっちも片がつきそうだな」
「シン!!」
俺が強行手段に出ようとしたらシンが俺の横に現れた。
「シン、お前のほうは大丈夫だったのか?」
「ああ、美猴っていうやつは無力化した。それともう一人のほうはなぜか美猴を連れてどこかに行って行ってしまったのでね。とりあえずお前がいるところに戻ったってことさ」
やっぱりシンはすげえや…。
あんな奴らをたった一人で撃退するなんてよ。
「くっ…美猴もやられてあいつもひいちゃったのか…不利になったわね」
「まあそういう事だ。それにこの厄介な結界も邪魔なので消させてもらおう」
するとシンは左手にアニメに出てくるような入力デバイスみたいなものを出しいじり始めた。
そして――――。
周囲を覆っていた結界に亀裂が入り、崩れ去る。
「結界が・・・・っ!?」
「ああ、ここに張っていた空間結界を強制的に解除させてもらった」
「なんで…魔術や仙術を一切知
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