第五章:冥界合宿のヘルキャット/導き手のスレイヴ
Change10:黒猫…そして彼だけが知る男〜A lie and a shadow〜
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ま美猴の背後に回りこう飛ぶに蹴りを入れる。
「ぐはぁ!!」
そして森の奥に向かって美猴が吹っ飛んでいく。
いくら妖怪とはいえどかなり力を入れてけりを入れたから数分は気絶しているだろう。
さて…。
「これで邪魔はいなくなった。さて、今のお前は何手呼べばいいんだ?」
俺はフルフェイスマスクの男に問いかける。
『……ヴィダールでいい。革命の悪魔…』
「さっきも聞いたが懐かしいなその名で呼ばれるのは」
まあ、この世界ではまず知られていない名前だがな。
まあどうでもいいから置いとくとして俺はこいつヴィダールに聞かなけらばいけないことがある。
「あまり時間がないから単刀直入に聞く、ヴィダール。奴らに…この世界に『貴なる兵器』、そしてISを持ちかんだのはお前か?」
俺は今気になっていたことを聴く。
『…俺ではない。しかも俺はその二つを製作する頭脳を持ち合わせていないからな。だが……』
ヴィダールはフルフェイスマスクのカメラ部分を緑に発光させながら言う。
『今の俺の立場では詳しくは話せないが四将皇の一人と言っておこう。まあこの時点でお前にならわかるはずだ』
……ッチ。
まさか奴がいるとはな…。
だが奴がいるってことはあの貴なる兵器の量やISがあることに合点がいく。
それにしても厄介な相手が判明したものだ。
早々に対策しないと、いずれ『疑似機兵』や『殺戮天使』がこちらの世界に危害を加えるのも時間の問題か。
「それにしてもただ聞いただけなのに随分と悠長に話してくれるな?お前は何で『禍の団』にいる。あの時本当にお前は”解ったのか”?」
『……ああ、それを踏まえて俺は見極めるつもりだ。彼の思想が正しいのか…それともこの世界の理が正しいのかを』
彼―――。
なるほど奴も来ているのか。
そうなると彼女も来ている可能性もある。
正直あの愚か者までは来てほしくはないが。
さて…。
「話は聞けた。それでお前は今俺と戦うつもりか?ヴィダール」
『いや…あくまでも様子見で着いてきたにすぎない。今回はお前が降ったばした奴を連れ帰るとするよ』
「俺がそうやすやすとテロリストを逃がすとでも?」
俺はヴィダールに銃口を向ける。
『今の状態のお前では厳しいことは一番お前がわかっているはずだ。革命の悪魔』
どうやら今の俺の状況を知っているようだな。
まあ、今の奴はおそらく大丈夫だろう。
「なら早く連れて帰れ」
俺は銃口を下ろしながらイッセーたちのもとに向かう。
『さらばだ…親友の同士よ』
俺はヴィダールの独り言を聴き
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