第五章:冥界合宿のヘルキャット/導き手のスレイヴ
Change10:黒猫…そして彼だけが知る男〜A lie and a shadow〜
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おれたちはまんまとここに閉じ込められたってわけかよ。
「ほう…俺たちを簡単に殺せるようなことを言ってくれるようじゃないか、嘘吐きの黒猫」
「嘘吐き?…どういう意味だにゃん?」
「その時点でうそをついているんだ。まあ、だからこそイッセー」
「え…俺!?
すると伸は急に俺を呼んだ。
「だからあそこの嘘吐き黒猫の相手はお前に任せる。俺はあそこのモンキーと鉄仮面を相手にするからよ」
まじかよ!!確かに小猫ちゃんのお姉さん一人なら何とかなるけど…。
シンがあの二人を相手にするって…。
まあ、シンに任せられたならやるしかないか!!!
「『禁手化』ッ!!」
『Welsh Dragon Balance Breaker!!!!』
俺は素早く『禁手』になりシンの横に立つ。
だが俺とシンの目の前に小猫ちゃんが急に飛び出し叫んだ。
「……ダメです!!私が一番お姉さまの力を知っています。姉さまの力は最上級悪魔に匹敵するもの。いくらイッセー先輩でも幻術と仙術に長ける姉さまを捉えきれることは無理です。しかもシン先輩はあの二人を相手にするなんて無理です!!だから―――――」
小猫ちゃんが泣きながら言った。
自分のために誰かが傷つくのが嫌なのだろう。
「私はお姉さまのところに…」
だけどね小猫ちゃん俺は……。
「小猫あなたは私の眷属、私の家族よ、勝手に私から去ることは許さないわ!!」
すると小猫ちゃんが言う前に部長が話した。
「言っておくわ黒歌、あなたははぐれになる前に自分の主を殺しそして小猫を見捨てた。そのあと捨てられた小猫は何を見てどのような経験をしてきたと思う?最初は行く当てもなくさまよい続け、処分命令だって出されそうになったのよ!!私がお兄様から小猫を預かる際初めて小猫を見たとき驚いたわ。まるで感情がない虚ろのような目をしていたわ。…だから私は小猫を眷属にする際決めたの、楽しいものをたくさん見せてあげよって。…そしてここまで感情をとりもどしてくれた。あなたは小猫に何かしてあげた?いいえしてない。だから今更小猫を連れて行こうなんて冗談にもほどがあるわ!この子は白音じゃない。搭城小猫よ。そして私の眷属の『戦車』であり私の大切な家族よ!!!」
流石部長この状況でも一切取り乱していないぜ!!
なら俺も言わせて貰うぜ!!
『小猫ちゃん、小猫ちゃんは一体何がしたいんだ、なにが望みなんだ?今のコネkちゃんは自分を押し殺そうとしているようにしか見えない!!だから小猫ちゃん…今自分がどうしたいか何うが望みなのか言ってみろ!!』
すると小猫ちゃんは俺と部長の言葉を聞いて下を向いた。
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