第五章:冥界合宿のヘルキャット/導き手のスレイヴ
Change10:黒猫…そして彼だけが知る男〜A lie and a shadow〜
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仕方ない見つかった以上姿を出すしかないか…。
そして俺と部長は姿を現した。
「・・・・イッセー先輩、リアス部長」
「会談襲撃の時以来だな…、お猿さん。ヴァーリは元気かよ?」
「ああ、ぴんぴんしているぜ。それにお前さんとここにいないあのロボットともっと戦いたいとか言って修行しているぜ」
うそん…。
これ以上ヴァーリが強くなったら俺が困るわ。
出来れば平和に過ごしていきたいしな。
「もしかしたら、ヴァーリがどちらかに挑みにいくかもしんねぇけど、その時はよろしく頼むわ」
「そんなのはいらないって伝えといてくれ…。そんなことよりなんでお前がここにいるんだ?まさかパーティーを習ったテロか」
俺は赤龍帝の籠手を出しながら構える。
「いんや、そういうのは俺っちらには降りてきてないねぃ。今日は俺も黒歌も非番なのさ。したら、黒歌が悪魔のパーティ会場を見学してくるって言いだしてねぃ。なかなか帰ってこないから、こうしてある奴と迎えに着てってわけ。まあ俺と一緒に来た奴は今後ろにいるけどねぇ」
美猴が親指で後ろで刺すとそこには古フェイスマスクをした人が立っていた。
何もしてこないけど不気味だ…。
「コツも来たの?まったく面倒ね…。それにしても美猴、この子が赤龍帝?」
小猫ちゃんのお姉さんが俺を指差して美猴に尋ねる。
「そうだぜぃ」
「へぇ〜これが土壇場で『禁手|《バランスブレイカー》』に至って、しかもヴァーリと互角に戦った現赤龍帝なのね」
お姉さんがマジマジと俺を見てくる。
まあ、あの時は俺は死ぬかと思ったけどな。
しかも互角に戦えたのはヴァーリが若干油断していたのもあるし。
美猴はあくびをしながら言う。
「黒歌〜、早く帰ろうや。どうせ俺っちらはあのパーティに参加できないんだしよぅ」
「そうね。でも、白音はいただいて行くにゃん。あのとき連れていってあげられなかったしね♪」
「勝手に連れ帰ったらヴァーリが怒るかもだぜ?」
「この子にも私と同じ力が流れていると知れば、ヴァーリもあのうさん臭いおっさんもも納得するでしょ?」
「そりゃそうかもしれんけどさ…」
お姉さんが目を細めると、小猫ちゃんはそれを見て体をビクつかせる
今の小猫ちゃんは怯えている。
しかも小猫ちゃんを連れて行く?
そんなことはさせねえぜ!!
すると、部長が間に入る。
「この子は私の眷属よ。指一本でも触れさせないわ」
この行動を見て、美猴もお姉さんも笑う。
「あらあらあらあら、何を言っているのかにゃ?それは私の妹。上級悪魔様にはあげないわよ」
「それによぅ、俺っちと黒歌、それにこいつがいるから、いくら赤龍帝がいて
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