暁 〜小説投稿サイト〜
世界をめぐる、銀白の翼
第五章 Over World
それだけが、ただ一つの方法
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どかには、ワルプルギスの夜を一撃で消し去ると言った、そこまでの力はないのである。





「は・・・・なるほど理屈は分かった。だが、それを聞いて彼女がハイと言うと思ってんのかよ?」

「そうね。その思惑を知って、させるわけにもいかないわ」


そう言って、武器を構えて振りかぶるほむらとショウ。
だが、キュゥべえは焦りもせずに言葉を続ける。


「でもいいのかい?君らにはあれを倒すすべはないのだろう?」

「く・・・・・」


「どうだい?まどか。君はこの星を救いたくはないのかい?」

「ダメよ・・・まどか」

「あそこでただ一人戦っている男を、哀れだと思わないのかい?」

「やめなさい!!」


キュゥべえに向かって、悲鳴のように叫ぶほむら。
だが、彼女もワルプルギスの夜はどうにかしたい思いはある。

当然、まどかもそれに変わりない。
しかし、このままではキュゥべえにエネルギーと与えてしまう。

自分も魔女化してしまうし、蒔風も殺されてしまう。


どうすれば、いいと言うのか―――――



「わかるだろう?それだけが、ただ一つの方法さ」



to be continued

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