第五章 Over World
もったいないと思わないかい?
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に言うなら・・・もし最古の人類とかかわったというのならば、それは200万年以上昔だろうな」
「そうだね。僕たちが来たころには、人類は道具を使って生活はしていたけど、そこら辺の石を掴んだようなものでね。よくここまで成長したと思うよ」
「と、なると正解はそれくらい昔でいいのかな?」
「うん。昔は微々たるエネルギーだったけど、時間を経るごとに一回に摂取できるエネルギーはだんだん増えて行った。今ではまどかひとりで目標の三分の一を埋めてくれるくらいにはね。まあ、彼女は特別なわけだけど」
「実際、通常はどれくらいなんだ?」
「さやかやマミ10万人分でまどかと同じだからね」
「なんだって!?」
「まあ当然だろうな。鹿目まどかの背負った因果。それは彼女自身だけでなく、この街の命運全てもだろう。あのワルプルギスをひっくるめるんだから」
「そうなると・・・・」
「見滝原市全体の人口は30万人以上。ワルプルギスの夜の被害を受ける街だけで、五万人はいるだろう。それを繰り返した回数分掛けてみると・・・・ま、十回だとして軽く50万人は超える」
「しかも、その中にはさやかやマミ、他に魔法少女の素質を持っていたかもしれない少女たちも含まれるわけだからね」
「まあおかしくはない数字だな」
そんな話をしていて、映司は気が遠くなってきていた。
一体どれだけスケールの大きな話なのか。
だが、それで大体納得したのか、蒔風は少し身体をほぐし、そして短く言った。
「でもなー・・・お前のそれ、別にこの宇宙に必要ないぞ?」
「・・・・・は?」
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空
雲の上を飛ぶ、一人の魔導師。
彼女は白いバリアジャケットに身を包み、彼の向った街に飛んでいた。
「もう・・・・なんで置いて行くのかなぁ!!」
《マスターのお仕事もありましたし、恐らく疲れていると思ったのでしょう》
「そんな!!行くって知ってればお仕事全部ヴィータちゃんに投げてきたのに!!」
《ダメだこのマスターどうにかしないと》
「それに仕事って言っても書類に目を通すだけなのに、最近妙に気を使いすぎだよ舜君は!!」
足首に小さな羽のようなフライアーフィンを展開し、白い魔導師はさらに加速する。
「もう絶対、一緒にいるって決めたんだから!!」
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「必要・・・ない・・・?どういうことだい?」
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