第一章
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も」
「それでも。何だ」
「先生は今は」
「今は何だというのだ」
「もう少し落ち着かれてはどうでしょうか」
「何を言う、わしは落ち着いているぞ」
自分ではそのつもりだった。少なくとも。
「至ってな」
「左様ですか」
「そうじゃ。そもそもわしはこの世界にいて長い」
蘭学や絵の世界だけではなかった。
「この世に生まれてな」
「それはその通りですが」
「年長の者を敬わぬとは何事じゃ」
こう言ってまた怒るのだった。顔は不機嫌になる一方だ。
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