ペルソナ3
1786話
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所はどこにする?」
「巌戸台駅まで戻るのもなんだしな。……この辺りにも幾つか美味い店はあるから、それを紹介してやるよ」
そう言われれば、美味い物好きな俺が拒否をする筈もなく、大人しく荒垣に案内されて道を進む。
そうして到着したのは、路地裏……って程でもないが、表通りとは言いがたい場所にある、お好み焼き屋だった。
「へぇ、この辺りにあるにしてはちょっと珍しいな」
「そうか?」
「そうだろ? この辺りはいわゆる、若者向けの街だろ?」
「……お前、お好み焼き好きの人に喧嘩を売るような事を言うんじゃねえよ」
店舗を見ながら呟く荒垣。
今のは聞く人によっては喧嘩を売ってる……そんな風に思われる内容だったらしい。
「悪いな、別にそんなつもりはなかったんだが。ともあれ、中に入るか」
何故か俺のそんな言葉に溜息を吐いた荒垣は、店の扉を開く。
「らっしゃい」
すぐに聞こえてくる声。
丁度昼食時だからか、店の中にはそれなりに人の姿も多い。
昼食にお好み焼きってのは、ちょっと珍しいような……いや、そうでもないのか?
ともあれ、俺と荒垣は店員の案内に従って席に通される。
「俺は……豚玉を。アルマーはどうする?」
「そうだな、俺はこの肉盛りMAXってのを」
メニューの中でもかなりの値段のそれを選ぶと、何故か荒垣から呆れの視線を向けられる。
メニューによると、豚肉、牛肉、鶏肉、羊、馬といったように何種類もの肉を楽しめるお好み焼きらしい。
……値段も相応のものだったが、メニューに載っている写真を見る限りでは、かなり美味そうなのは間違いなかった。
結局それ以上は荒垣も何も言わず、俺はしっかりと肉盛りMAXを頼むのだった。
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