第1話 ハルジオンでの出会い
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って……」
「それがナツの魔法…… “滅竜魔法”
竜迎撃用の魔法だよ! イグニールがナツに教えたんだ……」
「へ、へぇ……」
「でも、シロの後ろにいれば安全だよ!」
「え?」
ハッピーの言葉に首を傾げるルーシィはシロの方へ視線を向ける。
すると、シロの目の前に迫ってきた炎がシロの目の前で溶けるように消える光景が目に入った。
「……魔法が、消えた?」
「これが魔法解除シロの魔法の一つだよ」
その間も飛んでくる炎を消していくシロ。
そして……
やっとナツの気が治まり、落ち着きを取り戻した頃には……
「これが……妖精の尻尾の魔導士……すごい!! すごいけど……やりすぎよぉ!?」
港は壊滅状態になっていた。
「あい!」
「軍が来る……」
「やっべ逃げんぞっ!!!」
シロの呟きを聞き、瞬時にナツはシロとルーシィの手を取り、逃走を図る。
「なんであたしまでぇ!?」
「だって、俺達のギルド入りてぇんだろ?」
「あ……」
そう言い、振り返ったナツは眩い笑顔をルーシィに見せた。
その笑顔を見て、ルーシィもぱぁっと嬉しそうに笑みを浮かべる。
「うん!!!」
笑顔で軍から逃げるナツとハッピー、ルーシィの後ろをついて走るシロ……
シロはふと星が輝く空を見上げ……
「……お腹空いた」
ぽつりと呟いた。
始まりの音が響く……
“……忘れないで……忘れて……
思い出して……思い出したくない……
大嫌い…………愛してる……”
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