今、出来る事
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写輪眼を・・・・自身の力量を過信し過ぎだ。写輪眼があろうと使いこなせないなら宝の持ち腐れ。お前は正にそれだ」
「何??」
眉を顰めるダイゴに向かって不敵に笑い、眼を左手の人差し指で指し示す
「今から証明してやるよ。前に言った、お前がうちはでない事の証明と共にな」
「ぬかせ??」
「(火遁・火炎弾の術!)」
印を結び、ダイゴがチャクラを火に変換して吐く。しかし、それはハルマの水遁の術で相殺され、ダイゴは明らかに動揺する
「(水遁・水乱波の術)」
「何故だ??何故、俺が押されて・・・・」
ならばとダイゴは体術で勝負を仕掛ける。しかし、右ストレートを放てば、片手で容易く受け止められ。もう片方の手で放ってもそれは同様。手があっさりと解放されたと同時に距離を取る
「その程度か?」
「何故だ??何故・・・・」
「言っただろ。宝の持ち腐れだと。真実と偽り。それに気付かなかった時点でお前の負けは決まっていたという事だ」
視界が黒く染まる。ダイゴはそれと同時に自身の首に手をやり、絞める
「何??」
自分の意思に反した行動である事は明白で、ダイゴの顔が驚愕に包まれている
「今のお前は既に俺の術中にある」
「・・・・・・幻・・・・術」
「分かっても、もう遅い」
更に力強く首が絞められ、ダイゴの意識が途切れる
「本当に写輪眼を使いこなせてないな。眼が合った時に幻術を仕掛ければ良かったものを」
ハルマが呆れたように話す。ダイゴは地面に倒れ伏し、気を失っている
あの様子だと幻術がいつ仕掛けられたのか彼は気付いていないだろう。幻術が不得手以前の問題を抱えている可能性もある
そもそも写輪眼というのはそれ自体に術を宿した血継限界。目を合わせただけで幻術に掛ける事すらも可能なのだ。彼の性格は傲慢で過信しやすい。それからして使わなかったのは使えなかった事に他ならない。見抜く眼を持っていても幻術に掛からない訳ではない。瞳力を上回る幻術ならば掛かってしまう事もあるだろう
しかし、写輪眼を十分に扱う事すら出来ず、それでいて自身の力を見誤り、幻術を見抜けなかった間抜けさには呆れる他ない。自身の過信が招いた結果と言えるこの戦いにはハルマも苦笑し、呆れるが同時に教訓として胸に刻み込む
「まあ、とりあえずは眼を後で回収するか」
波打ち音が聞こえる。周りは海。目の前にはシリュウ。そんな場所にレツはいた
「ここはどこだよ?」
「貴方の死に場所と言ったところですかね〜まあ、他の二人も私が貰いたかったところではありますが」
シリュウの言葉にレツは自信ありげに笑う
「そんな事言ってられるのも今のうちだぜ??
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