暁 〜小説投稿サイト〜
奇妙な暗殺教室
映画村の時間
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うっかりしてると着メロにしちゃおうかなぁ〜」


いつの間にか完全復活した中村が脅しと言う名の交渉に入る。まぁ暗殺前に殺せんせーの気力を削ろうと言った俺が諸悪の根源は俺だけど…それを躊躇なく実行するとは恐ろしい奴だ。


「流石中村さん!私達にできない事を平気でやってのけるそこに痺れる憧れるぅ!」


いや、そんな所に憧れなくて良いから黙ってお前は漫画家目指してくれよ。ホントマジで


「そ、そんな!ど、どうかご慈悲を!」


「どうしようかな〜〜抹茶パフェが無性に食べたいなぁ〜」


まぁ語るまでも無く後日殺せんせーは俺達に京都でも有名な抹茶専門店で三枚の樋口さんとお別れして涙を流し、俺たちは高級なパフェに出会ったのはいい思い出だった。



「まぁ殺せんせーにゴチになるのは置いておいて、あと10分で始まる撮影があるけどお前らはどうする?」


「勿論見るよ。俺はこれを見るのが今日の一番の楽しみだったんだからな」


そう言う三村の目は初めてトランペットを見た少年の様に目を輝かせていた。暗殺とか関係なしととても楽しみにしていた様だ。


「俺も行こうかな…速水はどうする?」


「私はもう少し一休みしたら行くから先に行ってて」


「うーん…私はもう余裕だから行くわ」


「私も行くであります!」


不破と中村は既に回復したのでケロッとしていた。成る程…じゃあ俺のとる行動は1つだな。


「俺は速水と一緒に行く。その方が何かあっても迅速に対応できるからな」


千葉も頷くと、せんせーはではすぐそこにある橋の撮影所にいますよと2人に言って中村達と共に歩き出した。


その時、丈一郎と中村は一瞬だけ目で合図を出し合う・・・そう、これで仕込みは終了。今この時をもって2班の暗殺作戦の幕が上がる。




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