ペルソナ3
1785話
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「それで、昨日入手した金属の円盤についてだが……」
『何か分かった?』
「残念ながら、まだだな。ネットで調べた限りだと、何故か宝石を散りばめたフリスビーとかが検索に引っ掛かる」
見た感じ、恐らく……本当に恐らくだが、何らかの宗教的な何かだといった予想は出来るけど、それも確実じゃない。
『じゃあ、どうするの? 魔法が関係しているのは確実なんでしょ?』
「そうだな。それは間違いないと思う。……あの宝石もそうだが、具体的にどんな魔法なのか分からないってのは、正直なところ痛いよな」
エントランスのターミナルを使う時には、脳裏に移動可能な階数が表示される。
そんな感じで、これをどうやって使えばいいのかといった使い方も教えてくれると、こっちとしては助かるんだが。
そうでもなければ、これから塔で宝箱を見つける度にどうやって使えばいいのか分からない物が増えていく。
幾らでも入手できる奴なら、それこそあの宝石みたいに敵に使って試してみるって週案もあるんだが。
この宝石っぽいのは、見た感じかなりレアっぽいアイテムなんだよな。
5階で出てきた唯一の宝箱だし。
『じゃあ、どうするの?』
「電化製品とかはもう来たから、後で図書館にでも行って調べてみようと思う」
『図書館? それもいいけど……そうね、どうせなら古美術店か、アクセサリー屋とかに行ってみたら?』
「……古美術店? アクセサリー屋?」
なるほど、その手があったか。
実際、この手の品が具体的にどのような物なのかというのは、それこそ自分で調べるよりも専門家に聞いてみるのが一番いい。
そして古美術商とかだと、こういうのに詳しくてもおかしくはない。
勿論、どこで入手したのかとか、そんな風に言われれば答えるのは難しいのだが。
古美術店なら、その辺を気にするのか?
ただ、アクセサリー屋は……ちょっと俺だけで行くのは微妙なところだな。
それに、これがマジックアイテムの類だとしたら、何となく古美術店の方がらしいと思う。
「行くなら古美術店だな」
『そう。眞宵堂っていう古美術店がポロニアンモールにあるんだけど、そこに行ってみたら? 店主は中々の美人らしいわよ?』
「……もしかして、最初からそれが狙いなのか?」
俺と噂になっているゆかりだ。
出来れば俺と別の女をくっつけて、それで俺との噂を打ち消したいと思っても、不思議ではない。
『そ、そんな訳ないじゃない! でも、今回はちょうどいいタイミングだったかもしれないけど』
本当にゆかりが何も企んでいなくて偶然だったのか、それとも俺の話を聞いていてちょうどいいと判断したのか。
ただ、その辺りの考えはともかく、古美術店でこの宝石っぽい物を見て貰うというのは決して悪
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