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【完結】戦艦榛名に憑依してしまった提督の話。
0125話『第一海域、新たな仲間』
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私はさっそく第一海域を攻略するために部隊の編成を大淀と考えていた。
それでまずは深海棲艦の補給線を絶つために補給地の確保を行うための部隊を作成したので執務室へと呼び出した。

第一艦隊旗艦は『那珂』。
そして『リベッチオ』。『朝潮』。『朝霜』。『初霜』。『阿賀野』。
この六名でまずは補給線を確保してもらいたいということだ。

「提督ー! この那珂ちゃんにお任せ! キャハ☆」
「那珂ちゃん、ご機嫌だねー。阿賀野も頑張っちゃうぞー!」

軽巡の二人がそれで騒いでいる。
うん、この二人を組ませるとこうなるという事は分かっていたけどまぁ仕方がない。

「朝潮に初霜。この二人のお守りを頼んだ」
「了解しました。朝潮、一生懸命頑張らせていただきます」
「はい。初霜にお任せください」

「うゆー……司令、それってあたいも含まれているのかい?」
「自覚があるならあんまり迷惑はかけるなよ?」
「わかっているけどさー……那珂ちゃんさんと一緒くたにされるのはなんか嫌だなぁ……」
「まぁまぁ。リベ達も頑張ればいいじゃん!」

それで執務室の中では騒ぐもの、真面目に考察しているもの、静観しているものと分かれる形になっている。

「さて、それではみんな。聞いてくれ。この部隊は補給線の確保を目的としているために数名は深海棲艦本体を倒す部隊ではないものもいるけど、それでもしっかりと務めてもらいたい」
「わっかりましたー!」
「それとその過程で特U型駆逐艦の狭霧が深海棲艦に捕らわれていると聞く……よって彼女の救出も最優先で頼みたい」
「わかりました。綾波さん達のためにも狭霧さんを救出しましょう!」

朝潮がそう言って狭霧救出のために意欲を燃やしている。
うん、やる気は十分だな。
これなら大丈夫かな?

「頼んだ。それではみんな、まずはリンガ泊地に寄って一度補給を行った後に作戦を開始してくれ」
「「「了解」」」

それで六人は戦闘へと駆り出していった。







提督に大事な任務を任されたんだから那珂ちゃん、一生懸命頑張るんだからね!
普段私の性格もあってか軽く見られちゃうこともあるけど水雷戦隊魂が宿っている私がいるからにはこの任務……必ず成功させちゃうんだから!
それからリンガ泊地へと到着して現地での補給を受けた私達はさっそくとばかりに出撃を開始した。
今回は普通にボスに向かってもいいというのだけどまずは狭霧ちゃん救出を最優先でということでまずは丙作戦で挑んでいる。
二度にわたる補給路を確保するのにはそう時間はかからなかった。
そして羅針盤に新たな道が表示された。

「みんなー! 情報によると敵深海棲艦にはPT小鬼がいるそうだから気張っていこうね!」
「わかりました
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