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FAIRYTAIL 心を失くした少女
プロローグ

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……暗い……暗い……暗い闇の中……


どれくらいたったのだろう……分からない……



私は……誰……? ここは……どこ……?





……分からない……












「お主……こんなところでどうした?」












……誰?











「ん? ワシか? ワシはマカロフ、魔導士ギルドのマスターじゃ」











……魔導士ギルド? ……マスター……偉い人?










「そうじゃな……お主は? こんなところで何をしておったのじゃ?」












……分からない……私は……いつからここにいるのか分からない……何も……




名前も……分からない










「……ふむ、そうじゃ……お主良ければ、ワシのギルドに来んか?」










……ギルド? ……魔導士の?










「そうじゃよ、どうじゃ?」










……いいの? 私……自分のこともわからない……怪しい奴、だよ?










「怪しいか怪しくないかなど、目を見ればわかる……お主は優しい子じゃ……

なぁに、記憶を失くしたのならば、ゆっくり思い出せばいい……思い出がないのならば、作ればよい……どうじゃ?」










…………変な人……でも、ちょっと、気になる……




……うん、私、マスターに……おじいちゃんに着いていく……










「そうかそうか……じゃあ、行こうかのぉ」











そう言い、目の前の小さな老人、マカロフは……


私の手を取り、歩き出した……。










これが……最初の始まり……そして、この瞬間から……



運命は……動き出していた……

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