0124話『イベントで現れる艦娘』
[2/2]
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
いいとして攻略はどうするか?」
「万全を期すために攻略情報が出揃ってからでも遅くはないかと」
「そうだな。それじゃその方針でいくとするか」
それで私と大淀はこれからの攻略について話し合いを開始した。
青葉はさっそく記事を作成するために自室へと向かっているとそこにちょうどよく前方から綾波が歩いてきた。
それなので青葉はさっそくこの内容を伝えようという思いで綾波に話しかけた。
「綾波さん、少しよろしいでしょうか……?」
「はい? 青葉さん、なんでしょうか?」
「はい。耳寄りな情報があるのですけど聞きませんか?」
「耳寄りですか……その情報はなにか私に関係するのでしょうか……?」
「はいー。情報源は司令官からですからかなり確かな情報ですよ」
「司令官から……? なんでしょう……?」
それで綾波は考え始めだす。
青葉はそれを見計らって、
「なんでも今回の作戦の前段作戦では特U型駆逐艦の狭霧さんと天霧さんが仲間に加わるという話ですよ」
「ッ!? それは本当ですか!?」
それで青葉の腕を思わず掴む綾波。
青葉は少し汗を垂らしながらも、
「綾波さん、落ち着いてください。だから今現在司令官と大淀さんが出撃編成を考え中らしいですよ」
「そうなのですか……。それを聞いていてもたってもいられなくなりました。この情報はすぐに綾波型で共有しますね!」
「どうぞー。でもまだ記事が作成できていませんので公けに公表するのはまだ我慢してくださいねー?」
「わかりました! 綾波、頑張りますね!」
それでご機嫌となった綾波はスキップでもするのではないかという感じで青葉から離れていった。
それを見送った青葉は思わず綾波に捕まれた腕を見て再度汗を垂らしていた。
すこし赤くなっていたのだ。
綾波がどれだけ本気かという感じが伺える。
「……まだ情報を教えるのは早かったみたいですね。青葉も反省しないと……姉妹艦が仲間になるなんて言われればそれは有頂天にもなりますよね」
青葉は情報を出すタイミングを少し誤ったのを反省しながらも「さて……」と言葉を零した後に、
「それでは皆さんが納得するような記事を作成しないといけませんね。頑張りますよー!」
そう言って青葉は自室へと入ってさっそく記事作成を開始した。
ちなみに作成した記事は午後にはすでに掲示板に告知されていたために多くの艦娘達がそれを見ていた。
その中でコマンダンテストが仲間が増えるという感じで執務室へと向かったのは別の話。
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ