1.カエルと相棒1匹目
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レーターのように凹んでいた。
そして叩き付けるのを止めるとトドメと言わんばかりに10万ボルトをカエルに向かって射ち放った。
「おお、スゲエ!!本物のポケモンバトルしてるみてえだ!!」
目の前の光景を見て俺は興奮しまくっていた。
ヤバイ、指示出すのスゲエ気持いい!
『相手はポケモンじゃなくてただのカエルじゃけどな。』
「んなこたどうでもいいんだよ!」
ただのカエルでもないけどな、サイズ的に。
「キュッ?」
爺さんとそんな他愛も無い話をしているとミミッキュが「次はどうしたらいい?」とでも言いたいのか、
それとも「これでいい?」とでも言いたげに俺の足元に寄ってきた。
カエルを見てみると10万ボルトをくらったからかプスプスと煙を上げ舌を出した状態で仰向けにひっくり返っていた。
うん、もう大丈夫だろう。
これで生きてたら本当のトドメにウッドハンマーでホームランしてやろうと思ったがその必要は無さそうだ。
「おう、よくやったぞミミッキュ♪」
俺は頑張ってくれたミミッキュを撫で…ようとしたのだが木でできた尻尾で手を弾かれてしまった。
え、なんで?触られるの嫌なの?それとも照れ隠しかな?
そんなことを疑問に思っているとミミッキュが尻尾で地面に何かを書き出した。
てか字書けるんだ…。
しばらくすると書き終わったのかミミッキュが書き終わったところを尻尾でぴしぴしと叩く。
書かれたものを見てみると、そこにはこう書かれていた。
よだれきたない さわるならせめてそれおとしてからにして
「これ(頭から肩までについたカエルの唾液)が原因かああああああああ!!!!!!」
『ドンマイじゃなW』
こうしてとりあえず最初の危機を乗り越えた俺だったが、愛する相棒に手をつっぱねられたことでおれは心に多大なダメージを負ったのだった。
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