暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
ペルソナ3
1784話
[1/5]

[8]前話 [1] 最後 [2]次話
 取りあえず見つけた宝石っぽい物は空間倉庫の中に収納しておく事にする。
 明日にでも、これが何なのかを調べておく必要があるだろう。
 出来ればこれに込められている魔法がどのような効果を持つのかを知りたいが、その辺りは……多分難しい。
 であれば、せめてこの宝石っぽい物がどのような代物なのかを調べる事が出来れば、もしかしたら中に入っている魔法がどのような代物なのか予想するのは難しくないだろう。
 例えば、この円盤が武器であった場合……込められている魔法は攻撃魔法だったり、相手の能力を低下させるような魔法の可能性が高い。
 逆にこの円盤が盾だったりした場合は、補助魔法だったり回復魔法だったりする可能性が高い。
 どちらなのかは分からないが、それでもこちらとしては魔法を予想出来るし、何も知らないよりは大分マシだろう。

「これについては、明日俺が調べておくよ」
「いいの? 何ならこっちでも調べてもいいけど」

 そう言ってくるゆかりに対し、首を横に振る。

「どのみち、こっちは日中は暇だしな。何かやるべきことがあった方がいい。……ああ、でも電化製品が運ばれてくるのか」
「その辺りは、私からは何も言えないわね」

 だろうな。
 一応一緒に選んでは貰ったが、結局その電化製品を受け取るのは俺なんだし。
 電化製品がやってくるのが午前中だから、取りあえず午後からはそれなりに暇になる。
 ……まぁ、配達にやってくるのは当然電気店が開いてからだから、恐らく午前10時以降になるんだろう。
 そうなると10時までは暇になるな。
 幸いネットに関しては携帯があるので、使えないという事はない。
 この宝箱で入手した宝石っぽい物に関しても、ネットを使えばある程度調べる事は出来る筈だ。

「なら、そういう事で……もう1つの道に行ってみるか」
「そうね。……どういうのがあると思う?」
「どういうのって言われてもな……特に何かこれといって思いつくような事は……ああ、そうだな。小ボスがいた事だし、もしかしたらターミナルは今までの階層とは違う奴があるかもしれないな。
「だと、いいんだけど……」

 少しだけ慎重な様子を見せるゆかりと共に、塔の通路を歩いていく。
 そうしてやがて見えてきたのは……

「ほら、やっぱり俺が言った通りだったろ?」

 ゆかりに対して、そう笑みを浮かべて告げる。
 何しろ、現在俺達の目の前にあるのは、ターミナルはターミナルでも、今まで見てきたターミナルとは全く違うターミナルだったのだから。
 今までのターミナルが素のままだとすれば、この5階にあったターミナルは枠がついている……と言うべきか。

「確かに、今まで見てきたターミナルとは明確に違うわね」

 ゆかりも、このターミナルの様子を見れ
[8]前話 [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ