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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epica2-B特殊機動戦闘騎隊〜Clue〜
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無かった場合、それはサイボーグではなくアンドロイドだという可能性にもなる。正直、これほどの実力を持つ騎士が量産されているかもしれないとなると、末恐ろしいぞ」
「っ・・・!」
これまでの暗殺犯の仕出かしてきた事を思い返して、別の意味でまた悪寒を感じた。グロは嫌だけど、「判った。脳みそ探すよ!」って床を見回す。それで今さら気付いたんだけど、床に散らばってるのは機械部品ばかりで、さっきの目玉もよく見れば本物じゃない人工物。
それからアンバー地上本部の事後処理班が到着するまで、ルシルと2人で何か暗殺者集団の手掛かりが無いかを調べてみたけど、脳みそのような生体部品は欠片すら発見できなくて、AIチップの破片も無かった。
「ナイト1・イリス、ナイト2・ルシル。これよりシャーリーンに帰艦する。転送お願い」
『了解です。お疲れ様でした。転送ポートを開くので、そのままでお待ち下さい』
「了解。・・・ルシル、お疲れ」
「ああ。お疲れ様、シャル」
隣に立つルシルとコツンと拳を突き合わせた。転送の光に包まれたわたし達は、シャーリーンのエントランスポートへ転送完了。そして「進路、本局」ってブリッジに居る操舵手に指示を出して、ブリーフィングルームへ。
「はい。みんなお疲れ様〜!」
角の丸い長テーブルに着いてる戦闘組のルミナ、クラリス、セレス、ミヤビに労いの言葉を掛けて、ルミナ達からの「お疲れ様でした」を受けつつ上座の席にわたしは座って、右隣の席にルシルが座る。
「みんなのおかげで、今回も後続隊が設立される前に事件を解決できた。んじゃ、デブリーフィングを始めようか」
今回の軌道エレベータ・イーシャの占拠犯グループは無事に全員逮捕できたし、人質もみんな救出に成功。でもここで、例の暗殺集団の内2人が姿を見せたわけだけど・・・。
「――アンドレアルフスをバラバラに斬り捨て、スキュラのアルファを殺害した暗殺者が、まさかプライソン製のサイボーグかアンドロイドだったなんて・・・」
1人はルミナの言うように圧倒的な戦闘力を誇ってた暗殺者・風の騎士。でも彼は、ルシルに捕縛されると自分から他の暗殺者の情報が漏れないようにするためか、頭を吹っ飛ばすっていう自爆を図った。これは結構な痛手だ。
「もう1人の暗殺者は、スキュラの次女ベータを殺害されたと思われる砲撃手ね」
「素顔はバッチリ捉えることが出来たし、ミッド式の魔導師であることも確認できた。騎士がそうだったように、コイツもサイボーグかアンドロイドかな」
セレスがテーブルの中央にモニターを展開し、砲撃手の素顔が露わになったシーンの映像を流した。真っ先に反応したのは「なんだと・・・!?」って席から勢いよく立ちあがったルシルだった。わたし達の視線が一斉にルシルに向けら
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