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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epica2-B特殊機動戦闘騎隊〜Clue〜
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、わたしは“キルシュブリューテ”を正眼に構えたところで・・・
――グレンツェ・ゲヴィッター――
「「っ・・・!」」
騎士を覆うように球状の暴風が吹き荒れて、影の触手がミキサーに掛けられたように粉砕された。ルシルは“エヴェストルム”の2つあるシリンダーカートリッジを同時にロード。
――
破り開け
(
コード
)
、
汝の破紋
(
メファシエル
)
――
――
舞い降るは
(
コード
)
、
汝の無矛
(
パディエル
)
――
魔力槍を1本創り出すと、バットみたく構えていた“エヴェストルム”を振るって魔力槍の柄頭を打ち、騎士が閉じこもる暴風の結界へと射出した。魔力槍は一筋の光となって飛んで結界に直撃した。穿たれた暴風は一瞬の内に消滅して、魔力槍にお腹を貫かれた騎士の姿が丸見えになった。
「ぐほっ・・・!?」
――
公正たれ
(
コード
)
、
汝の正義
(
ザドキエル
)
――
さらに魔力槍2本で形作られた十字架に磔された騎士の喉元に1本の魔力槍の穂先が突き付けられた。ルシルは「まずは名前と出身世界を教えてもらおうか」って歩み寄って、天狗の仮面に向かって手を伸ばしたその時・・・
「王よ。無垢なる我らを楽園へ誘いたまえ・・・!」
騎士がそう告げたと同時、彼の鎖骨から上がドォン!と爆発を起こして吹っ飛んだ。まさかの「自爆・・・!?」に、わたしとルシルは驚愕した。黒煙を上げつつ騎士の死体はガクッと膝を付いて、ゆっくりとうつ伏せに倒れ込む中、「あいた・・・!」頭に何かがぶつかった。
「いった〜い。なに〜・・・って――」
体の前にその何かが落ちて来たから左手でキャッチ。
「〜〜〜〜っ! 目、目、目玉ぁぁぁぁぁぁ!? きゃあああああああーーーーーーッ!!!!」
それは騎士の目玉だった。ゾワッと全身総毛立ったわたしは目玉をポイした。ルシルは涙を流しながら叫んでるわたしを気にする風もなく、騎士の死体に近寄って「シャル! 脳を探せ!」って指示してきた。
「の・・・!? 脳!? そんなのNoooooooooo !! 馬っっっ鹿じゃないの!? 乙女に脳を探せって!? 鬼ぃー! 悪魔ぁー!」
さすがに怒る。グロに耐性があるって思われてたことに怒る。心霊は大丈夫だけど、やっぱりグロはダメなのだ。わたしだってちゃんと乙女なんだよ、こんちくしょうー。
「この騎士、首から下が機械なんだよ! ひょっとすると・・・暗殺者集団は、プライソンの手によって生み出されたサイボーグからも知れないんだ!」
「へ・・・?」
判明していたプライソンのアジトはもう調べ尽くした。その過程で人造魔導師やサイボーグの素体だった人たちを救出・保護した。調査の結果、素体予定だった人は全員保護したのは確定していたはず。
「そしてもし、生体部品が1つも
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