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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epica2-B特殊機動戦闘騎隊〜Clue〜
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――ゲシュヴィント・フォーアシュトゥース――
空間の歪みから何度目かの出現をした砲撃手の頭上、ルミナが超高速で急降下して来た。ここで砲撃手の背後に在る空間の歪みから腕が2本と出て来て、彼を無理やり歪みの中に引っ張り込んだ。でも・・・
「直撃!」
ルミナの振り下ろされた左拳が砲撃手の頭部に直撃して、帽子や目出し帽がビリビリに破れて、仮面も粉々になった。そのおかげで砲撃手の素顔を捉えることが出来た。若い男性だと思う。曖昧なのは、ルミナの一撃の所為か頭から出血していて、顔が赤く染まっていたからだ。あれ、殺してないよね・・・。
『ナイト3、現着! シャーリーン、次の転移先はどこ!?』
『シグナルを完全にロスト! 新たな出現も確認できません!』
――
悪魔の角
(
ディアブロ・クエルノ
)
――
とのことだから、試しに「シュート!」と軍艦に角弾を放ってみれば何の迎撃もされずに着弾した。さらに「えいっ、えいっ」撃ち込んでも迎撃は無かった。
「完全に撤退したっぽい」
『ああもう。せっかく来たのに・・・。ここで逃げるとはどういうこと?』
そりゃ逃げたくなるって。闘神と謳われる近接最強の騎士だもんね。とりあえず砲撃手は去ったことだし、「で? 軍艦は破壊して良いの?」って問う。
『あ、はい。ナイト1より破壊指示が出ました。ナイト4、ナイト3、軍艦の破壊をお願いします』
『了解!』
「了解。ナイト3。私が周囲警戒するから、破壊はあなたが行って」
『ん、判った』
あれだけの巨体を誇る軍艦を、いくら凍結しているとは言え完全破壊するには結構な魔力と威力が必要。なら魔法じゃなくて魔力消費の無いスキルで圧倒的な破壊が行えるルミナに任せる方が省エネで確実だ。
――
悪魔の角
(
ディアブロ・クエルノ
)
――
カートリッジをロードして魔力を増加させて、その分の魔力を氷角50本へと変化させる。念のためにどこから襲撃が来ても即カウンター出来るように角先を全周囲へ向けて展開。
「エクスィステンツ・ツェアレーゲン!」
ルミナがスキルを発動して、「ツェアレーゲンシュラーク!」大きく振り上げてた右拳を凍り付いてる軍艦に打ち込んだ。一瞬の静寂の後、ガシャァン!と大きな音を立てて軍艦は大小様々な破片となって周囲に舞い散り、海面に落ちる時には素粒子レベルにまで分解された。
「こちらナイト3と4。軍艦の完全破壊を完遂。暗殺者の妨害も無く、エレベータ外の暗殺者は撤退したと思われる」
†††Sideセレス⇒イリス†††
ルシルやセレスから襲撃を受けたとの報を貰ったことで、セレスの元にルミナを、ルシルの元には私自身が応援に向かった。本来はリニアレールで被疑者連中を連行して、エントランスホールから堂
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