0122話『イタリア艦達の相談と明石の偉大さ』
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本日は後明日なれば大規模作戦が開始されようとしている時にイタリアとローマの二人が執務室に訪れていた。
その相談内容とは一体なんなのだろうか……?
まぁ大体は予想は出来ない事もないけどね。
「イタリアにローマ。今回はどうしたんだ?」
「どうしたもこうしたもないわよ。提督、今回の大規模作戦でイタリア艦が仲間に入るっていう話は本当なの……?」
「そうです。場合によっては私達も頑張って出張らないといけませんから」
そう言ってイタリアとローマの二人は真剣な表情で私にそう聞いてきた。
だから私も隠す必要はないという思いで、
「ああ。まだ艦種や名前などは判明していないけどイタリア艦が来るのは判明しているよ」
「そうなの……少し楽しみね、姉さん」
「そうねローマ。誰が来るのかしら……?」
それでイタリアはまだ見ぬ同胞に夢を抱いていた。
だけどその雰囲気を壊したくはないんだけど、
「だけど同時にイギリスとフランスの艦も誰かが来るらしい」
「なっ! まさかまた他の国の艦娘も来るっていうの? それじゃただでさえ様々な国の艦が在籍していてごった返しているうちの鎮守府がまた騒ぎになるわね」
「そうだな。艦種に合わせて寮も部屋を用意してやらないといけないからな」
「提督? 必ず今回も全員仲間にしましょうね」
「イタリアの言う通りだな。報酬艦もだけどドロップ艦は全員深海棲艦から救わないとな」
「そうね」
「はい!」
それで三人で気合を入れる。
と、そこで明石が執務室に入ってきて、
「提督……? お取込み中すみませんが指示されていた試製41p三連装砲の改修が二本とも☆6まで完了しましたよ」
「そうか。それじゃ今日は金剛と一緒に試製35.6p三連装砲を一つ☆6まで上げてくれないか?」
「わかりました。……しかしこんな直前でいきなり主砲の改修は勘弁してくださいよ? ただでさえ大規模作戦前で工廠妖精さん達が各自装備の念入りなチェックで慌ただしいんですから。私も色々と準備はあるんですし」
「すまない、苦労を掛けるな……」
「わかっているならいいんです。それではまた工廠で改修作業をしてきますね。イタリアさんとローマさんもあんまり提督に迷惑はかけちゃダメですよ……?」
そう最後に二人に釘を刺したのか明石はそれで執務室を出ていった。
それを三人で見送った後、
「……アカシの顔、少しやつれていたわね」
「はい。おそらくですけど先ほど言ったように今工廠で出来ることは最大限準備しているんでしょうね」
「そうだな。大規模作戦が始まれば恐らくだけど明石が一番働くことになるだろうからな」
泊地修理はあまり多用はしない方だけどそれでも明石は工廠や入渠施設の点検を逐一チェックしているのは知っている。
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