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とある科学の傀儡師(エクスマキナ)
第87話 接続
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と白ゼツは指からレーザーをワイヤーが巻きつく腕に発射して切り離した。

「「「!!?」」」
腕を切断するという相手の行動に頭が追い付かない中で修羅道は引き付ける対象の重量が変わった為に後方にバランスを崩してよろけた。

ワイヤーが巻き付いている左腕は余計な重さが無くなったのか一気に加速すると切断されて指の力が無くなった指が開いて掌から真っ赤な輪廻眼が開眼している。

「まだ超電磁砲が残っている」
「えっ?......」

真っ赤な輪廻眼の端から蒼い光が迸ると中心部からレールガンが一直線に放出されて六道の三人に向けて発射された。
「くっ!」
餓鬼道が重い身体を動かしながらレールガンのエネルギーを吸収すると同時に天道が腕を真っ直ぐ伸ばして斥力を生み出して切断された腕を吹き飛ばした。

「さ、サンキューな」
「人間ですか?......貴方は?」

天道の斥力に弾かれた腕を回収し、傷口に付けると元通り可動可能な生きている腕となり、感覚を確かめるように指を動かす。
「返却ご苦労さんだね。人間とは違うかな......さてと」

白ゼツは復活したばかりの腕を使い、高速で印を結ぶと三人の輪廻眼が夜の学園都市上空から光る膨大な糸のような伸びてきてゼツの頭に接続されていくのを確認し、冷や汗を流した。

コイツ!
バケモンかよ!!?

「力は持っても実践経験は皆無だからね。木山よりも多い230万の脳を統べるボクに勝てるかな?」
伸びた光る糸が頭に接続されると長く神々しい髪となり、白ゼツの動きに合わせて上下左右に靡いていく。

その様子は神話上にいる賢しい獣のようでもあった。
人々の騙し、力を奪い取る獣のような表情を浮かべながら六道の前に立ちはだかる白き悪魔とぶつかり合う。
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