ハイスクールD×D 革新のリアン3
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ングゲームを吹っかけてきたからマリータすら置いて一人で参戦して、炎の魔剣を持った戦車の眷属の顔面に鞘ごと剣を叩きつけて、怯んだ所を蹴り倒してマウントを取って、投げつけた剣を拾い直して鞘付きの剣先を叩き込み続けてちょっと人様には見せられない状態にしてから前髪を掴んで笑顔で他の眷属に脅しをかけてリタイアさせ、残ったライザーを水を硫酸に変化させた池に叩き込んだだけだ。水に落ちた焼鳥を棒で叩くだけの簡単な作業だった。あの程度の痛みで何も出来なくなるなんて、根性が足りないにも程がある。
マリータ以外の観戦者がドン引きしていたが知るか!!人の恋路を邪魔した罰だ!!ついでに手足にライザー個人を貶すように噂をばらまかせた。フェニックス家や眷属たちには同情が集まるようにも指示を出しておいた。
「大分派手なことをしたんでしょう」
「まだ生温い手を使ったんだけどな。イカサマをした覚えもないしな」
「バレなければイカサマじゃない方式?」
「いや、普通に何もしてない。ルールに則った上で正々堂々と決着を付けたさ」
レーティングゲームの会場の水を硫酸に変化させてはいけないとか、顔の原型がなくなるほど痛めつけてはならないとか、脅してはならないなんてルールはないからな。問題ない。
予想外。いや、正確に言えば想定以上であり想定外だったというのが正しいか。ライザー君とその眷属には本当に悪いことをしてしまったと思っている。リアンはアレだけの残虐性を見せたのにも関わらず、ライザー君への批判ばかりが世間に出回っている。
女をアクセサリーのように取っ替え引っ替え、実の妹すらそういうのが居た方が良いだろうと発言、地位だけを求めて婚約に割り込もうとし、挙句に年下一人に眷属全員でかかって返り討ち。しかも虎の威まで借りて、それに恐れなければみっともなく命乞いまでする醜態を晒した。
噂は大体こんな感じだ。殆どが事実ではあるが、事実である私達が関与していることが全く伝わっていない。意図的に噂を操作して世論を完全に味方につけている。今後、この手は一切使えない。
リアンの力を図るために用意した場は、リアンの力の一割も引き出すことができなかった。マリータが言うには最も苦手な体術の一部と容赦の無さ、それと池の水を変質させた呪具だけだった。それだけを聞いた私にマリータの目は失望していた。意味がわからなかった。だが、その目を見るのはこれで二度目だった。
祖父の代からグレモリー家に仕えているマリータは代々側付としての役割を担ってきている。父上も私もマリータが側付だったが、一定の時期になると側付きから離れる。そして離れる直前にあの目で見られた。父上も同様だ。
そして、マリータが側付きを離れる時期は既に過ぎ去っている。だが、マ
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