ハイスクールD×D 革新のリアン3
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を行う。掃除が終わる頃には大したものをやる時間がなくなっていたので、特殊なしりとりのゲームを行う。
「ま、マドリード」
「徳利」
「リセット2枚」
「リスタート」
「トリスメギストス」
「スカイダイビング、口減らし、シンメトリー、イングランドであがりだな」
シックスワイルドを投げ入れて終わる。
「相変わらず一気に投げ入れるのが得意ですね」
ソーナが残っていたカードを箱に投げ入れる。他の皆もカードを投げ入れる。
「基本的には出されたカードと自分の手札のカードで言えるものを考える隙に予め組み立てておいた言葉を並べるだけだからな。あと、カードを投げるのは慣れ。ダイス目だって自在にコントロール出来るからオレだけ常にダイスタワーを使ってるんだよ」
サイコロを懐から3つ取り出して同時に投げる。それを6回繰り返し、結果は1ゾロ、2ゾロ、3ゾロ、4ゾロ、5ゾロ、6ゾロ。
「練習すれば誰でも出来るぞ。まあ、手品師で食っていけるだけの練習量がいるけどな」
今度はサイコロを回転させて人差し指のつま先に乗せて、更にその上に回転させたサイコロを乗せて、更にサイコロを乗せる。
「まあ、今の手品師はここまでの技術がなくても道具のタネで食っていけるんだよな。悲しいことに手品師の技量の問題で消えていった手品があるっていうのがな」
「えっ、それってガチの種無しなの?」
「ただの技術だよ。昔はこれ位簡単にできる手品師が多かったんだけどな。今は、大掛かりなセットとタネを用意して派手にやることでテレビなんかの出演料でごまかしてるのが多いんだよな。実際、これよりもテレビで見るやつの方が派手で面白いだろう?」
回転が落ちてきたサイコロを人差し指から落として握り込んで開けば、そこにサイコロは存在していない。
「今のが基本中の基本の錯覚を用いた消失マジック。タネは握り込んだように見せかけて袖の中に放り込むだけ」
袖からサイコロを3つ取り出してみせる。
「こうやってテーブルを挟む程度なら何をやっているか分かるが、ちょっと離れると途端に何をやっているのかがわからなくなる。何をやっているのかがわからないと客から不満が上がり、結局は派手なものにシフトせざるを得なくなる。これは他のことにも言えるんだけどな。政治家だって声がデカくて周りを乗せれる奴が強いみたいな風潮だろう?それが正しいかどうかなんて関係なく、デカイ声で相手を批判してどうでもいいことを突き回して、自分が不利になると知らんぷり。未だに民主主義が完璧な政治体制だなんて勘違いをしているしな。不完全な人間からどうやったら完璧なものが生まれるんだよ。おっと、話がそれ回ったな。というか、何の話をしてたんだっけ?ああ、練習すれば大抵のものはどうにかな
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