ハイスクールD×D 革新のリアン3
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だろうな。進学校ではあるから入試試験も中々の物だな」
昨年の駒王学園の入試試験に目を通していきながらそんなことを考える。
「歴史は壊滅ですか」
「人間界の歴史なんて勉強してる暇がなかったからな。他の物は普通に使うし、外語は転戦してたからな。使えないと騙されるから必須だった」
まあ、歴史なんて暗記物だし、背景はどこも似たり寄ったりだ。年数とその時の政治体系さえ覚えておけば大抵はカバーできる。地理は軍師としての経験を活かせば余裕だ。数学は呪術には必須だし、古典も言ってしまえば古文書だ。こちらも呪術を扱う上で必須だった。貴族としての礼儀作法やダンスは元騎士であるため応用も効きやすかった。こっちの貯金は色々使えてよかったよ。
「本日を持って正式にボードゲーム同好会として格上げだ。これで部室の確保ができた。予算は対して付かないが、それでも部室として旧校舎の一階の部屋は全て確保した。あとは、各自で持ち寄れば問題ないな」
「リアン、注意事項なんかはどうなってるんだ?」
駒王学園において数少ない男子である斎藤が質問してくる。
「校則を守れ、火気厳禁、戸締まりをちゃんとする、異常があった場合は報告する、賭博行為の禁止。それぐらいだな。とりあえず麻雀はしばらくお預けだな。あと、ギャンブルっぽく見られるものは控えるぞ。マーカーなんかもチップ類は止めておいたほうがいいな」
「えっと、ブラックジョーク系は?」
同じく数少ない男子で線の細い三宅が尋ねてくる。
「微妙だな。ある程度なら構わないだろうが、目立つ場所にはおかないでおこうか」
「はいはーい、掃除用具なんかの備品は?」
クラスメイトの谷口さんからの質問は良い点だな。
「それが抜けていたか。確認を取ってくる。最悪は本年度の予算で揃える」
他に質問はなかったようなので現状の確認のために旧校舎に向かう。木造建築だが耐震性は現在の物をクリアしているみたいだな。中に入ると埃っぽいが腐っている感じもしないし、カビの匂いもない。一番手前の教室の鍵を開けて入ってみれば廊下と同じく埃っぽいが問題は見当たらない。電気と水道は通っていないが、これは復旧される手筈となっている。
「掃除さえすれば問題はなさそうだな」
「徹底的に掃除しないといけませんけどね。まあ、仕方ありませんか」
ソーナ、人間界では支取蒼那と名乗っている、がつぶやく。
「とりあえず、手前から開拓していくか。週1で一部屋ずつ開拓すれば自由度が上がるだろう。いずれは一部屋丸々を倉庫にしたいな」
「既に実家に倉庫があるでしょう」
「気にするな」
とりあえず窓を開けて風が通る状態にしてから生徒会に掃除用具などの備品の確認を取ってから掃除
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