ハイスクールD×D 革新のリアン3
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しょうか?」
「……いや、間違いなんかじゃない」
腹筋だけで起き上がり、ソーナを抱きしめる。
「すまん。幸せにはしてやれないかもしれない。それでも傍にいてくれるか」
「幸せの形は色々ありますが、それでも努力することだけは忘れないでください。それから最後まで足掻いて欲しいです」
オレの言葉の裏に隠された言葉をソーナは正確に読み取ってくれた上でそう言ってくれる。
「すまん、ありがとう、好きだ、愛している。あと、盗撮されてる」
「そうはっきり言われると、今なんて言いました?」
「すまん、ありがとう、好きだ、愛している」
「続きがあるでしょう!!」
「マリータが見過ごすわけがないだろう。録画して両親たちにも流してるだろうよ。さすがに音声はカットしているみたいだがな」
危ない言葉が出るのはマリータも分かっているからな。盗撮用の術式を滅びの魔力で撃ち抜いて破壊する。先程までの行為を振り返ってソーナが再びオーバーヒートして言葉にならない物が口から零れている。そんなソーナを抱きしめて、子供の頃のようにあやす。
「うぅむ、やっぱり熟成が進まないな」
「低位魔獣しか居ませんからね」
「塵も積もれば山となる方式でやるしかないか」
「むしろ、人間界のそういうスポットに向かわれた方がよろしい気がしますが」
「ああいう場所は時間が立ちすぎて周囲がそれで安定しているところがあるからな。下手に手を出すと大災害になる。多少ちょろまかす程度しか無理だな」
少しがっかりしながら奥の手のための儀式場を後にする。
「仕方ない。人間界に新しく作るか。確か日本には肝試しとかいう文化があったな。あれを利用させてもらう」
「そんなものでいいんですか?」
「オレが使う呪術はな。見た目からしてなんかヤバそうな雰囲気の場所は地脈やらなんやらの影響で陰気を溜め込みやすい。そこに何かの意志が混ざることで熟成された物を利用するんだよ。そんでもって知的生命体ってのは陰気を溜め込みやすいし、吐き出しやすい。数が集まれば地脈にも多少の影響を与える。そこに細工を施して場を形成する」
向こうの世界でなら、今までの貯金で楽ができるんだがな。強くてニューゲームはできな、環境とかを考えると強くてニューゲームだったな。それでも得意分野の貯金をほとんど吹き飛ばされたのは痛い。
「はぁ、とりあえず人間界の領地の下見に行くか。態々女子校を共学にしたとか兄上から聞いたけど」
「サーゼクス様がオーナーを勤めておられますから。それに学生の数も年々減少していたようですね。多少早すぎる気もしますが、共学化の話は前々からあったようです」
「だとしても、オレの同期の男子は少ないん
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