ハイスクールD×D 革新のリアン3
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築済みですから」
えっ、なにそれ知らないんですけど。なにしれっと嘘をついてるんだよ。徹夜で仕上げろ?徹夜程度で仕上がるわけ無いだろうが!!分かったよ、態と突き放してたのをやめろっていいたいんだろう?
「……その、見せてもらっても?」
「見せるほどのものじゃない。単に手が回らない表側の面での調整が入るだけの計画書だ。見ても、あまり意味はない。そっちに使う時間はなかったからな」
まっさらなんて言えません。いや、プロトタイプの計画書があったか?
「あ〜、ぶっちゃけよう。オレが表側の計画書を作ったとしてもソーナはそれのとおりに動かないのは分かりきっている。それはオレの性根の問題だからだ。付き合いのある少数ならともかく、不特定多数の善性は信用できない。別に嫌いというわけじゃない。じゃないと試遊会なんかにも参加できない。信用出来ないっていうのは、政治面に関してだ。群衆っていうのは操ろうと思えば簡単に操れる。だから、出来るだけ計画上では排除する。夢も希望もあったもんじゃない」
裏の汚れ仕事の思考がべっとりとこびり付いて落ちないんだよな。頑固な油汚れよりも落ちにくい。その所為か、ゲームならともかく政治面での計画には一切の楽観を持てない。最後があれだった分余計にだ。
「正直、ソーナが好き勝手やって、それをフォローするのが一番楽な道だ」
「……協力してくれるのですか?」
「何故そこでぽかんとした顔になる。ここまで下呂らされているんだ。元から致命的になりそうな部分はフォローするつもりだったんだ。それをもう少し踏み込んで行うだけだ。世間でよく言われる、惚れた弱みってやつだ」
一度吹っ切れるとある程度は普通に口に出せるものなんだな。
「……なんでそんなに普通に言えるんですか」
「開き直りってやつだな。今回の婚約の件だって、2年前のあれがなければ喜んで受けていただろうよ。まあ、その場合は何処かで不満がお互い爆発してただろうがな」
そういう意味では2年前のことは運が良かったとも言える。結果論だがな。
「マリータも言ったが、獲得点を得るっていう方向性は同じでもアクションフェイズと購入フェイズ位やることは違うんだよ、オレ達は。だから、協力することは出来る。要らないならそれはそれでっていた!?」
「リアン様、またそんな挑発じみた発言でソーナ様を遠ざけようとするのはおやめください」
マリータに殴られて止められたみたいだが、深い所までは連れて行きたくないんだよ。オレの半身とも言えるマリータやオレの手足はともかく。
「ソーナ様、リアン様はこの通り素直ではない所が多く、油断も出来ませんが、ソーナ様を思う気持ちは本物です。ですが、性根が捻じ曲がっていますので、こうやって何度も引き離そうと考えるでしょう。
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