ペルソナ3
1780話
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あるのよ。けど、今日はそんな予定がなかったから。……もう少し早く気が付いていれば、誰かに頼んでとっておいて貰ったんだけど」
「そうか。……なら、今日は俺の買い物に付き合って貰ったし、夕食くらいなら奢るよ。ちょっと美味いラーメン屋を知ってるからな」
「……女の子との食事にラーメンって……まぁ、そういうのがアクセルらしいと言えばアクセルらしいんだけど」
何だかんだと美味いラーメンには興味があるのか、ラーメン屋に行く事を承知するゆかり。
影のゲートを使って巌戸台駅前にあるラーメン屋、はがくれに到着する。
「あれ、ここって……」
「うん? 知ってるのか?」
まぁ、何だかんだで有名な店らしいので、はがくれを知っていても不思議ではないが。
「うん、前に順平が美味しいって言ってた」
「ああ、伊織が。……まぁ、帰宅部らしいし、そういうのには詳しそうだよな」
「そうなのよ。それで女の子をラーメン屋に誘うのはどうかと思うんだけど」
そう言うゆかりだったが、そのゆかりがそもそも現在ラーメン屋の前にいるんだけどな。
本人もそれに気が付いたのか、微妙に恥ずかしそうな表情を浮かべるのだった。
「どうだった?」
「……美味しかった」
はがくれで食事を済ませ、店を出てから尋ねるとゆかりはそんな風に告げてくる。
どうやらゆかりの舌にも合ったらしい。
「さて、じゃあ女子寮まで送るよ。もっとも、夜にあの現象が起きれば、また迎えに行く事になるだろうけど」
「え? いや、別にいいわよ。1人で帰れるし」
「そう言ってもな。こう暗いと、また妙な奴に絡まれる可能性があるだろ?」
「大丈夫。それに、アクセルと一緒に帰ってるところを見られると、また他の人に妙な噂を立てかねられないわ。特に女子寮だと、皆そういう噂に飢えてるし」
……なるほど、それについては納得出来ないでもない。
女子寮だけあって、そういう話が気になる年齢の女が大量に集まっているのだろう。
もっとも、今日月光館学園に行く途中で話した内容が広がっている可能性は十分にあるけど。
掲示板とかでもかなり盛り上がってるって話だったし。
その辺りは、まぁ、ドッキリって事で。
そんな訳で、俺はゆかりを女子寮から少し離れた場所に影の転移で送ると、そのままアパートに戻る。
TVとかの電化製品が届くのは明日なので、取りあえず布団やら何やらを空間倉庫から取り出すと、それぞれ適当な場所に置く。
関東地方でも、やっぱり2月というのは寒いのだろう。途中のコンビニで買ってきた飲み物とかは、部屋に置いておいても特に温くなるようなことはない。
ゴミの類は纏めて袋にいれ、空間倉庫の中に収納する。
この能力を考えると、俺の場合はゴミ出しとか
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