第06話:ヴァルファーレ紹介・父上初飛行!!
[5/6]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
明したか知らないけど、大きくて綺麗な鳥さん?間違っちゃいないけど………。『ヴァルファーレ』が聞いたら何て言うか?
「父上が安全だと認めてくだされば、その内一緒に背中に乗せてあげるからね。空を飛ぶのは気持ちいいと思うよ。」
「お空を飛べるのですか?すごいすごい!!絶対乗せてくださいね!」
うわ〜。目がキラキラ星になってるよ。嬉しいのは解るけど少女漫画みたいだ。
さて、朝食も終わりましたし、そろそろ準備しましょうか。
両親と妹を連れて訓練場に移動します。アニーに頼んでおいた手荷物の準備できていますよ。
「それでは、呼び出しを行います。もう目を回したりしないでくださいね。『ヴァルファーレ』おいで!」
空が割れて咆哮と共に『ヴァルファーレ』が飛び出してきました。見ていたメアリーは大興奮でピョンピョン跳びはねています。こういうのは子供の方が耐性があるようですね。
「おはよう、『ヴァルファーレ』、今日は妹のメアリーも来てるんだ。この子がメアリーだよ。宜しくね。それから、僕が君に乗って飛ぶのが安全かどうか、父上が確かめたいというので、一度君に乗せてあげて欲しいんだ。良いかな?」
[我も信用がないようじゃな。しようもない、乗せてやろう。ところでどうやって乗るつもりなのかえ?]
「この座席を君の背中に固定して乗りたいんだ。少し伏せてくれるかな。」
[これでよいか?]
『ヴァルファーレ』は体を低く伏せてくれました。
背中に昇って座席を背中の頸の付け根付近に載せます。固定用の帯が2本有って、魔法で自由に延び縮みさせる事が出来ます。まず1本は頸の前を回し、もう1本は胸の前を回して固定します。一度座って安全ベルトの調子を確認しましょう。
ベルトは4点式で腰の周りを固定するベルトに両肩の上から下ろして腰のベルトに固定する2本のベルトで出来ています。
「『ヴァルファーレ』痛い所とか苦しい所とかないかい?」
[大丈夫のようじゃ。飛ぶのにも邪魔にならないようじゃの。]
[良かった。それじゃあ、一度父上を乗せて飛んでみて下さい。父上はあまり飛んだ経験がないと思いますからお手柔らかにお願いしますね。」
『ヴァルファーレ』から降りて父上の方に行きます。
「父上、準備が出来ましたので乗ってみて下さい。座席に座ったらしっかりとベルトを締めて下さいね。飛び上がってから降りるまでの指示はもう出してありますから、乗っているだけで特に何もすることはありませんから。」
「よし、それじゃ行ってくるよ。」
父上が『ヴァルファーレ』に乗ってベルトを止めたのを確認してから、僕は『ヴァルファーレ』に飛び上がるように言いました。
「『ヴァルファーレ』屋敷の上空を一周してきて下さい。」
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ