第06話:ヴァルファーレ紹介・父上初飛行!!
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そんなこんなで今日のところは解散となりました。これからは『ヴァルファーレ』を呼び出しても、メイドさん達もビックリして腰を抜かすようなこともなくなるでしょう。
その後、『ヴァルファーレ』に着ける座席と安全ベルトを練金して、訓練場の側にある納屋にしまいました。魔法を使って座った人の体型に合わせて大きさが変わるように作りましたから、大人が乗ってもちゃんと身体を支えてくれるはずです。イメージとしては車のバケットシートでしょうか。
明日、『ヴァルファーレ』を呼び出したら、お願いして着けてみましょう。空を飛ぶのは生前旅客機に乗って以来ですから楽しみです。飛行機と違って直に風を切って飛ぶのは気持ちいいでしょうね。
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そして、夜が明けました。今日も良い天気になりそうな雲一つない青空です。
目が覚めて、アニーに服の着替えを手伝って貰いました。今日の服装は以前母上が作ってくれた乗馬用の丈夫な物です。革の帽子と手袋も付いています。まだ一人で馬に乗れないのに、いつか使うかもしれないと言って作ってくれましたが、思わぬ所で役に立ちました。これで父上の許可が出たら、すぐに出発できます。
身支度が終わったら次は朝食です。
食堂に行くともう父上と母上が席に着いていました。
僕が席について少しすると、妹のメアリーがメイドさんに連れられて来ました。メアリーも3歳になっています。もう可愛くって仕方ありません。父上も母上もものすごい親ばかぶりですが、解りますね。どうして妹って言うのはあんなに可愛いのでしょうか。別にロリではないのですが、やっぱり特別なのでしょうね。
みんなが揃ったので朝食開始です。今日はたっぷりのサラダにポタージュスープ、スクランブルエッグとベーコンにガーリック・トーストです。父上と母上にはミルクティー、僕とメアリーはオレンジジュースが付いています。バターを塗ったトーストとベーコンがとても美味しくて、ずいぶんたくさん食べてしまいました。
食べ終わってお皿が片付けられると、飲み物を飲みながら昨日のことや今日の予定を話します。家族の団らんですね。メアリーは万一危険が有るといけないからと言われ、昨日は訓練場に連れてきて貰えず、何が起きたのか知りませんでしたが、僕たちの話を聞いてその場にいなかったことをとても残念がりました。
「兄様、私も『ヴァルファーレ』さんを見たかったです。今日も呼ぶのでしょう?私も『ヴァルファーレ』さんに紹介して下さい。お願いです。」
「大丈夫だよ。今日は父上に安全確認の試乗をして頂くし、時間もあるからちゃんと紹介してあげるからね。」
「有り難うございます。大きくて綺麗な鳥さんですよね。とっても楽しみです。」
おいおい、誰が説
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