第06話:ヴァルファーレ紹介・父上初飛行!!
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な?」
「そうですね。此処は狭いのでお見せする事は出来ないと思います。通常技でもこの広さでは屋敷にかなりのダメージを与えてしまうでしょうから、必殺技(シューティング・レイ)を使ったら屋敷が無くなってしまいますよ。やっぱりまずいでしょう?」
訓練場の広さは南北500メール、東西300メール有りますが、『ヴァルファーレ』の技では狭いと言って間違いないでしょう。変な方向に発射したら、どこに被害が出るか判りませんからね。うまく訓練場の中だけで収まったとしても、当分訓練場が使えなく位のダメージは与える事になると思います。
「ここでも狭いのか?それはちょっとというレベルの話しではないな。う〜む、見てみたいが、被害のことを考えると此処では止めた方が良いだろうし。」
「あなた、今日のところは止めておきましょう。近いうちに、領の端の方にあるだれも住んでいない広い場所でゆっくり見せて貰いましょうよ。」
父上も母上もどうしてそんなに好奇心一杯なんですか?そんなに見たいのですか?領地の地形が変わっても知りませんよ。父上も母上の言葉を聞いて嬉しそうにうなずいているし、これは近いうちにお披露目が必要でしょうか?どうなっても知りませんからね。
「『ヴァルファーレ』、待たせてごめんなさい。僕の両親が君に会いたいというのでちょっと来て貰ったんだ。紹介するね。まず、こちらの男の人が僕の父上で、こちらの女の人が僕の母上です。」
「『ヴァルファーレ』と言ったか。見苦しいところを見せて済まなかった。私の息子を頼むぞ。」
「初めまして、『ヴァルファーレ』さん。宜しくお願いしますね。」
両親の挨拶に『ヴァルファーレ』も軽く頭を下げて答えます。
「それからこちらの皆さんはこの屋敷に勤めているメイドさんと執事さん達だよ。その中でもこのアニーは僕のメイドさんだから宜しくね。」
「『ヴァルファーレ』さんて、すごいですね。見とれてしまいますわ。アニーと申します。これから宜しくお願いします。」
「今日は紹介だけだけど、その内君の力を見せて貰うことになると思うから、その時は宜しくね。」
[了解した。では、今はもう良いのか?]
「うん。もう良いよ。明日までゆっくり休んでいてね。」
『ヴァルファーレ』は軽くうなずくと異界へと帰って行った。
「すごいな。空が割れるなんて。あの向こうが異界という所なのか?」
「そうです。人の行くことの出来ない場所ですが、あの異界には他にも色々な幻獣が住んでいるのだそうです。」
「それも東方の書に書いてあったのか?おまえの書物好きも結構役に立つということか。ところで、『ヴァルファーレ』を返す時に明日とか言っていたが、何かあるのか?」
「そうそう、アルバー
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