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ハルケギニアの電気工事
第06話:ヴァルファーレ紹介・父上初飛行!!
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 こんにちは。アルバートです。

 現在、屋敷の裏側にある訓練場に来ています。ここは、いつも僕が剣の練習をしている場所で、母上にお願いされて『ヴァルファーレ』を召喚するついでに、屋敷の人たち皆に一度に紹介してしまおうとしている所です。
 でも、心配したとおり『ヴァルファーレ』を召還したとたんに、父上も母上もみんな腰を抜かして倒れてしまいました。中には気絶している人もいるようなので、これではとても紹介出来ません。
しかし、『ヴァルファーレ』でこんな事になるのでは、『シヴァ』とか『イフリート』を召還したらどうなるのでしょうね?
 さて、このままでは話が進みません。仕方ないのでみんな纏めて回復してしまいしょう。

「『ヴァルファーレ』突然呼び出してごめんね。僕の家族達に紹介したかったんだけど、こんな状況なのでちょっと待っててね。」

 ………魔法治療実施中………。

「みんな、目が覚めた?ちゃんと驚かないでって注意していたのに、みんなそろって倒れるんだから。せっかく呼び出したのに『ヴァルファーレ』に紹介できないじゃないですか。」

「しかしだな、アルバート、これを見て驚くなという方が無理だと思うが、これはいったい何だ?」

「これなんて言わないで下さい。この子は『ヴァルファーレ』。異界という、ハルケギニアとは全く違った世界に住む幻獣で、もちろんこのハルケギニアには生息していません。東方の書では召還獣と呼ばれています。」

 ここはあくまでも、『東方の書』で誤魔化します。本当のことは言えませんからね。言っても信じられないでしょうけど。

「『ヴァルファーレ』は見ての通り、大きいとはいえ鳥のような体型をしています。でも頭も良いし風竜より早く飛ぶことも出来ます。口から火を噴くような事はありませんが、もっと強力な必殺技があるんですよ。それに父上達には聞こえないでしょうけれど僕とは声に出さず頭の中で直接話が出来るので意思の疎通もしっかり出来ます。ですから、まったく危険はないのですよ。」

「まあまあまあまあ!!。この子お話が出来るの?それは素敵ね!!でもこんなに大きいなんて本当に驚いたわ!こんな子がいるなんて聞いた事もないけど、この世界に住んでいないのなら当然よね。それにしても何処か威厳があるし迫力満点だけど、落ち着いてみればとても綺麗な目をしているのね。そう、あなた『ヴァルファーレ』というの?良い名前ね。」

 なんと言いますか、母上の順応力には恐れ入ります。もうラ・ヴァリエール公爵家のカトレアさんも生まれていると思いますが、あの天然さんと良い勝負でしょうね。メイドさん他の家臣の皆さんも何とか落ち着いたようです。

「これだけの身体に見合う戦闘力があるとすれば恐ろしい威力だろうが、その必殺技とやらを見せて貰う訳に行かないか
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