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詩集「棘」
真夜中…刹那の静寂

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涌き立つ不安…覗く闇
どす黒い感情が支配する
弱さを隠すための仮面
それすら落ちて砕け散る…

また明日…そう言えない君…
求めたものは過去の幻
何もない未来を悲観して…

真夜中…刹那の静寂
風さえも黙した夜の闇は
死した世界を思わせる
立ち止まれない刻の中…
流離うように…旅をする…


沁みゆく涙…片想い
恋しいと言う心にこだまする
途切れた糸を手繰り寄せて
縁を繋ぎ止めたなら…

さようなら…そう言えない僕…
願うことさえ無駄と知っても
忍び祈って想い続けて…

真夜中…刹那の静寂
全てを軋ませるような虚無
魂さえも凍てつかせ…
現に望む代償は
一人彷徨い…朽果てる…


努力すれば幸せになる…?
なら…人はなぜ争うの?
宇宙の中のちっぽけな地球(ホシ)
その中のちっぽけな自分(ボク)…
どうしたら良かったのかな…?

真夜中…刹那の静寂
苦しみ藻掻き歩んだ人生(ミチ)
それを他人は認めない
あるがままでは生きれない
ならば努力に意味はなく…

真夜中…刹那の静寂
風さえも黙した夜の闇は
死した世界を思わせる
立ち止まれない刻の中…
流離うように…旅をする…




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