第一部 ケイオスクルセイダーズ
第一章 紅霧異変
14.Ending Night
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に遊んでやるよ」
「アカン、止めときーや」
そこで、制止をかけたのはパチュリーだった。
「フランの能力は、『あらゆるものを破壊する程度の能力』。普通の能力じゃ歯がたたんさかい」
「そうそう。一瞬で、コウナッチャウヨ?」ギュッ!
フランドールが一瞬間を置き、拳を握ると左肩から先が爆ぜた。
「っ!」
「嘘だろ!あの丞一が何もできずに左腕をもってかれた!」
「ジョジョ!」
丞一は鎖骨辺りを残った右手で抑えつけ、止血の動作をし、スタンドを出して臨戦態勢をとった。もちろん、スタンド自身も左肩より先はなかった。
「それが、あなたのスタンドね。でも、それで私の能力、そして──────スタンド『アヴェンジャー』の攻撃に対応できる?」
不敵に笑うフランドールには、黒いソフト帽にぼろローブを羽織っていた。
丞一がフォークを取り出すと同時にフランドールは青黒い炎を出し、丞一目掛けて投擲する。丞一もそれを迎撃するため、フォークを投擲する。
「無駄だよ。灰すらも残さない『アヴェンジャー』の黒炎はそんなのだったら、いくらでも燃やし尽くす」
虚しくフォークは炎につつまれ燃やされた。だが、丞一は逆に今度は丞一が笑みを浮かべる。
「かかったな!アホが!『ダークワン・ザ・ワールド』!」
ドォォーーーーン!カチコチ……
止まった時の中で、丞一はフォークを投擲しフランドールの周りを覆い尽くす。
「そして、時は動き出す」
その言葉とともに世界に色が戻る。フランドールを囲んでいたフォークも動きを再開し襲いかかる。
「─────シャトー・ディフ」
しかし、フランドールの周りに黒炎が発生し、フォークをすべて燃やし尽くした。
「くそっ!『ダークワン・アクセル、」
「サセナイヨ?」
吸血鬼の脚力で一気に距離を詰められ、丞一の首を掴むと片手で持ち上げた。
「ガッ!くそ、が」
「ギュッとしてドカーンじゃ時加速でかわされるからね。オ兄サンハ斬リ殺シテ遊ンデアゲル。禁忌『レーヴァテイン』」
残った片手に紅の大剣を持つとそれを振りかざし、振るった。それによって、丞一は袈裟に斬られる。
ハズだった。
「……っ!嘘!?」
フランドールの片手を止めたのは丞一の『左手』に握られたシルバーフォークだった。
「こいつ、苦手だろ?お前ら。もう一発、おまけだ!」
『オラァ!』
「ぐっ!?」
溝に入ったがフランドールが瞬間後ろに跳び、浅くなった。
だが、丞一は不敵な笑みを浮かべていた。より正確に言うならば、
「またまた、やらせでいただきましたァン!」
という笑みである!
「なんで、何で左腕が壊れてないの!まともにあれを受けたのに!」
「いいえ、まともには受けていませんわ。妹様。フフフ、ジョジョは将来普通に現
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