第一部 少年たち
休息と戦闘
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時の様子なんだけどね。どうだった?」
私は考えてしまった。あの時の彼の全く違った姿を、、、
「ルイちゃん? やっぱりあんまり言いたくないよね?」
「いえ、そんなことはないです。でも、ちょっとリッカさんには伝えにくいです?」
「どうして? 私にだとまずいことでもあるんだね?」
「違うんです! リッカさんはサキと仲がいいので、あの時のサキは全く別人みたいで、リッカさんの想像している彼ではなかったので、そのリッカさんが悲しむかなと思いまして」
「ルイちゃんも優しいんだね」
リッカさんはそっと私を抱き寄せてくれる。その時、私は泣いていることに気が付いた。
「でも、教えてルイちゃん。私はあなたを責めるつもりじゃないの。その時、直感的に気付いたことが知りたいの。サキ君のこれからのために」
泣き崩れた私を慰めつつ、一緒に支部長室までついてきてくれた。後から事情を聴くとどうやらリッカさんも支部長に呼び出されていたみたいだった。
「やあ、来てくれたね二人とも。突然呼び出してすまなかったねぇ」
「で、榊博士どうでしたか、サキ君の神機は?」
「うん、その話はあとにしよう。先ずはルイ君の話しを聞こうじゃないか」
【緊急事態発生、緊急事態発生、居住区の対アラガミ装甲の周辺囲に巨大なオラクル反応を感知、対アラガミ装甲に攻撃を仕掛けています。このままだと対アラガミ装甲が突破されかねません。至急周辺近くのゴッドイーターは、現場に急行してください】
大きな警報音とともに注意喚起がされる。
「これはなんとタイミングがわるい。ルイ君いまこの支部で戦闘を行えるごゴッドイーターはきみを含めて数人しかいないだろう。疲れているところ申し訳ないが現場に向かってくれたまえ、話はそれが終わった後にしよう」
「わかりました!」
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