月光校庭のエクスカリバー
幼馴染登場
[1/9]
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
棟夜side
・・・おはよう。神咲棟夜だ。
いきなりの質問だが、寝ている間に困ったことが起こること。1つや2つあるよな? 例を挙げるなら、目覚まし時計が鳴らず遅刻した。あるいは寝相が悪くベッドから転げ落ちた・・・他にもいろいろあるだろうが、俺の場合、それを超える出来事が起こっていた。
「うぅん・・・」
耳元に艶かしい声が響く。しかもかなり近く。
ゆっくりと視線を隣に移すと、そこには長髪の紅色をした女性リアス・グレモリーだ。駒王学園の三年。俺の先輩に当たる人だが、実は上級悪魔の時期当主だ。
先日から家に強引に住むことになり、一緒に生活を送っている。
俺の記憶が正しければ、昨日は自分の部屋で寝てはずだ。いつのまに潜り込んだのやら・・・そして床には黒歌と小猫にアーシアが寝ていた。
・・・おそらくだが、3人を何らかの魔術で眠らせて、床に置いたか。
そして一番の極めつけは・・・リアスが裸だということだ! 可笑しくねぇか? 何で寝るのに裸なんだ?・・・もしかして悪魔の女性はみんなそうなのか? よく分からん。
しかも俺の半身に抱きついて寝てるから色々ヤバいんだよ!!
何だか甘い匂いがするし、左腕には完全に胸が密着し手がモモの間に挟まれている! ヤバい! 実にヤバい! 理性は保てるのだが、この状況を黒歌たちに見られれば確実に面倒くさいことになる。
動こうにも微動しただけで・・・。
「んっ」
って声を漏らすから動きたくても動けねぇぇぇんだよ!!
一誠が見たら煩いだろうなぁ。
「・・・あら、起きていたの?」
ドッキーン!
「り、リアスも起きてたのか? それと、こ、この状況はいったい」
「ゴメンなさいね。トーヤを抱き枕にして寝たい気分だったのよ。あなたが就寝して、頃合を見計らって3人を眠らせてからベッドにお邪魔したの」
俺を抱き枕にすんなら抱き枕を購入しろよ! まったく理解できん!
「あ、あのさ。今日は学校だからそろそろ起きないといけないんだが・・・」
ゆっくりと体を起こし、左手を抜こうとしたが。
「待って」
肩を押され、倒れたところにリアスが上に乗り出した・・・ってうぉい!
「ふふ。服越しでも逞しい体ね・・・どうしましょうか? このまま何時ものトレーニングより、少しエッチなことをするのもいいかもしれないわね。後輩とのコミュニケーションよりも、いいかもしれないわ・・・ん」
不意にリアスが俺の額にキスを落としてくる! ヒエェェェェェェェ!! 何でこうなってるの!? なんかライザーとの一件以来、リアスの何かが変わった気がするのだけど、気のせいか?
「おいリアス・・・いくら何でもこれは度が過ぎるぞ? これ以上何かするなら・・・」
「襲いたくなる?」
凛とした口調では
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ