月光校庭のエクスカリバー
幼馴染登場
[9/9]
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
る木場のアルバムを取ろうとした時。
「イッセー君」
振り向きもせず真剣な声音で俺の名前を呼んだ。おいおい、なんかいつもと声のトーンが違うぜ。
俺が近づくと、一枚の写真を見せてきた。そこにはガキの頃の俺と同年代の男の子が映っていた。
この男の子、覚えているぞ。幼稚園児時代、近所に住んでいた子だ。よくヒーローごっことかして遊んでたっけな。
小学校に上がる前に、親の転勤とかで外国に行っちまって、それっきりだ。
「これ、見覚えは」
木場が指差す方には、壁に立てかけられた剣だ。
「うーん・・・いや。何分ガキの頃過ぎて覚えてないな」
「そっか。こんなことがあるんだね。思いもかけない場所で見かけるなんて・・・」
一人ごちて苦笑する木場。だけど、その眼には寒気がするほどの憎悪に満ちていた。
その一枚の写真が、今回の出来事の始まりだった。
「これは聖剣だよ」
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ