月光校庭のエクスカリバー
幼馴染登場
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て廊下に出ていく二人・・・羨ましいぜ。俺も欲しいな。
あ。アーシアが涙目で不機嫌の様子だ。
「うぅ・・・トーヤさん」
こりゃまた何かありそうだな。
棟夜Side
柴崎と一緒に廊下に出て、教室から離れ人目がつかない場所に移動する。
「久しぶりだな柴崎。3年振りか?」
「4年振りよ」
「そっか・・・4年か。あっという間だな」
「うん」
「親父さん元気か?」
「もう毎日元気だよ・・・体に気をつけてほしいのに、本当に心配させるんだから」
「ハッハハ! あの人は幾つになっても元気だからなぁ」
柴崎の親父さん・・・仕事は建設関係の係長で、気前が良くて部下から信頼が厚く、親のいない俺を実の子のように思ってくれた人だ。
それから俺たちは他愛ない話をした。
「おっと、あと少しで授業が始まるな。教室戻ろうぜ」
「あ! 待って!!」
教室に戻ろうとした時、柴崎に引き止められた・・・何だろう?
「歩きながらじゃダメか?」
「ダメじゃないけど・・・えっと・・・その・・・」
頬を紅くし両手を合わせモジモジとする。何か言いたいのか?
「私の事、柴崎じゃなくて・・・・あ、綾って呼んでくれないかな?」
「? 綾って呼ばれたいのか?」
「う!・・・うん///」
顔を真っ赤にして恥ずかしそうに俯く。
まぁ別に良いけどさ。
「OK。それじゃ、教室にもどろっか。綾」
「!! うん!」
綾と呼んだ瞬間、嬉しそうに笑みを浮かべて俺の後ろをついてくる。
こういっちゃ何だが、後ろからついてくる綾が小動物に見えたのは秘密だ。
そして半日授業が終わり、俺と一誠、アーシアに小猫。そして綾を加え一誠の家に向かってる最中だ。
・・・しかし、その一行の雰囲気は重かった。
「・・・なぁ棟夜」
「何だ一誠?」
怪訝な表情を浮かべた一誠が小声で話しかけてくる。
「お前さ。マジであの子連れて行くのか?」
あの子とは綾の事だ。これからオカ研会議をするところに綾を連れて行くわけだが・・・そのせいでなぜか小猫とアーシアの不機嫌オーラを発しているだ。仲良くしないといかんぞ?
「大マジだぜ」
「絶対部長が拒否するぜ。俺たち悪魔の集まりに人間を加えられねぇよ」
確かに綾は外見上人間だが・・・まぁいいだろう。
「綾の事はみんなに話すからさ。今は黙っていてくれ」
俺がそういうと、一誠は納得のいかない表情を浮かべていたが、小声で『分った』と言ってくれた。
そうこうしているうちに一誠の家に到着した。中には木場と朱乃にリアス、黒歌が既にいた。
俺がリアスに綾の事を話、オカ研に入れてくれないかと話したが・・・。
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