月光校庭のエクスカリバー
幼馴染登場
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ネっ子。結構可愛いぞ!! ってかあの子? どこかでみたような感じが・・・。
「紹介する。京都の学校から転向してきた柴崎綾だ」
「あ、あの。柴崎綾です・・・よろしくお願いします」
「茶髪美少女ーーッ!!」
「バスト99! ウェスト58! ヒップ79! グゥ〜!」
「「「「「グゥ〜!」」」」」
柴崎・・・! 思い出した!! たしか棟夜の幼馴染の女の子だ!
「これから卒業まで一緒に過ごすクラス仲間だ。仲良くしてやれよ。とりあえず柴崎の席は・・・」
「あ、あの先生。このクラスに神咲棟夜君はいますか?」
「神咲?・・・アイツならあそこで寝てるぞ?」
指さす方には一人だけ寝てる棟夜の姿が映る・・・よく寝れるよな。
「何だ? アイツの隣が良いのか?」
「はい。神咲君の隣だと安心できるから///・・・」
頬を赤く染める柴崎・・・これは棟夜にほの字か。
「それなら座って良いぞ。丁度隣の席が空いているしな」
「はい!」
嬉しそうに小走りで駆け寄り、隣に座る。
「ち、チクショウ!!」
「何故棟夜だけぇぇぇ!? 理不尽だ!!」
元浜と松田が嘆く。最初は俺もそうだったけど、所詮イケメンには勝てねぇしな。
「それじゃ。半日だけだが、何も問題を起こすなよ」
担任が出ていくと、クラスの男子が柴崎に一斉に近づく。
「柴崎さん! 好きな男はいますか!?」
「どういったタイプが好みですか!?」
「どういったところに住んでいたんですか!?」
「え!? あ・・・あの。わ、私は・・・」
うわぁ。よってたかるからメチャクチャ困ってるじゃねぇか。
「柴崎さん! 神咲とはどういう関係ですか!?」
「イデェ!? ンの野郎〜」
あ・・・滑り込んできた奴が棟夜にぶつかって倒しやがった。後頭部を摩りながら棟夜が起き上がってぶつかってきた野郎に足をあげて・・・。
「ヌン!」
「グハ!?」
ゴンと鈍い音を響かせ、踵落しがさく裂した。痛そう。
「一体何の騒ぎだ・・・って柴崎!?」
さっきまで怒ってた棟夜だけど、柴崎を見た瞬間、目を見開いて驚いている。
「あ、神咲君!」
柴崎は笑顔を浮かべて、棟夜の背に隠れた。
確か男性恐怖症なんだっけ? そりゃいきなり来られたら怖いよな。
「あー悪いんだが、柴崎は男性恐怖症でな。あんまり近づかないでくれ・・・それでも近づくなら少々痛い目にあうよ?」
・・・笑みを浮かべて拳を握りしめる仕草を見せると、全員の顔が真っ青になった。
そりゃあんだけボッコボコにされりゃぁな。
「そういうことだ・・・柴崎。少し話しようぜ」
「う、うん!」
手を握っ
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