月光校庭のエクスカリバー
幼馴染登場
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度もしている。
同居することになってからわかった事だが、リアスは料理が上手だ。和食洋食中華、レパートリーも幅広く、たいがいのものを極上の一品として調理している。
お嬢様育ちだからこの手の作業は苦手だと思っていたのだが、予想とは正反対だ。
移り住む前は一人で炊事家事洗濯、全てをこなす。
聞いてはみたが、「お嬢様育ちだからといって、何もできないと思われるのは嫌いなのよ。やれることはやりたいわ」とのことだ。
料理もできて才色兼備。彼女にしたら最高だろうな。できる彼女っていいよな・・・ま、俺には無縁の話だがな。
んでもって、なぜかリアスをライバル視している黒歌と子猫にアーシアは、いつも差を見せ付けられている。
まぁ3人とも努力はしているが、リアスが相手だと厳しいだろうな・・・。
料理の腕では現段階ではリアスが一番だろう。もちろん、みんなの作ったご飯も美味いのだが、相手が悪いと言うのか・・・。
ずずっと味噌汁をすする。おー! うめぇ! やっぱ日本人は和食だよなぁ。
−ゲシッ!−
ッ!? いきなり脛を蹴り上げられた。
・・・原因は分かっている。黒歌と小猫だ。しかも二人とも気で強化してるから結構イテェ。
アーシアはそこまで暴力的ではないのだが、最近は頬を抓ってきたり足を踏みつけてくる。
最近じゃ言葉よりこういう風に訴えてくることが多くなった・・・一体なぜだろう? 見当がつかない。
とまぁ朝食を食い終わり俺たちは学校へ向かう。
何とか無事に学校に到着し、席に座ろうとした時だった・・・。
「「とーーうーーやーーッ!!」」
また煩いバカ二人がやってきやがった。
「貴様!? アーシアちゃんや小猫ちゃんだけでは飽き足らず、リアス先輩と一緒に登校してくるとはどういうことだ!!」
「納得のいく説明を要求する!!」
「ハァ・・・簡潔に言えば、一緒に住んで交流を深めたいとのことだ、以上」
俺の答えに、二人。いや、クラス内の男子が動きを止めた。
「ちくしょう!! 何故こうも棟夜だけ美味しい思いばかりするんだぁぁッ!?」
「イケメンだけがモテる世界なんて間違っているぅぅ!!」
「おのれ神咲ィィィィィ!!」
「今こそ、クラス一丸となる時だ!!」
何名かが騒ぎ、元浜がそう言った直後、男子全員が立ち上がり俺を睨みつけてきた・・・何の真似だ?
「おいおい。これは何事だ?」
「神咲棟夜! 我々『イケメン撲滅部隊』はたった今、現時刻を持って貴様を葬ることに決めた!!」
はい? イケメン撲滅部隊?・・・なんじゃそりゃ?
「我々は悩んだ・・・何故イケメンばかりがモテるのだろうと・・・何故イケメン以外はモテないのだろうと・・・」
別にイケメンじゃなくてもモテる奴は
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