ペルソナ3
1779話
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ちる。
その点、空間倉庫ならいつでも出来たての料理を収納しておける。
……勿論それを使うには空間倉庫を知っている面子、ゆかりくらいにしか使う事は出来ないんだが。
俺の部屋に来る奴は基本的にゆかりと……荒垣くらいだろう。
それを考えると、冷蔵庫をどうするかは悩んだんだが、この世界が何らかの原作の世界であるのは間違いない以上、もしかしたら原作の主人公とかその仲間が俺の部屋にやって来る可能性は十分にある。
そう考えれば、やはり冷蔵庫は大きい方がいい。
そもそも、俺の部屋に大勢集まるのかどうかといった事はあるんだが。
4畳程度の部屋なんだから、そんなに大勢集まっても、場所がなくなるし。
「冷蔵庫、ね。冷蔵庫はこっちよ」
ゆかりと一緒に店の中を移動していくと、やがて冷蔵庫が幾つも並んでいる場所に到着する。
大きいのから小さいのまで。
機能も様々。
「……どうする?」
「いや。どうするって言われても。私だって別に冷蔵庫とかに詳しい訳じゃないし。店員に聞くのが一番じゃない?」
そんなゆかりの説明に頷き、店員を呼ぶ。
「いらっしゃいませ」
そう言って頭を下げた店員の男だったが、ゆかりを見て、そして俺を見て一瞬羨ましそうな視線になったのを、見逃しはしない。
冷蔵庫の説明をして貰うも、微妙に高価な商品を勧めようとしてくるのは、嫉妬からだろう。
ともあれ、そんな風に店員の男とやり取りをしながら、ゆかりと話す。
「どうする? ゆかりも使うんだし、大きめの方がいいか?」
「……そうね。自炊もしないアクセルのことを考えると、料理をしまっておけるようなものも……」
ゆかりの言葉に、店員は更に嫉妬の視線を俺に向けてくるのだった。
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