ペルソナ3
1779話
[4/5]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
荒垣の紹介という事で、最初から手続きはしてあったのか、それとも単純に前に使っていた人物が部屋を出ていった時に手続きをしなかったのか。
理由は分からないが、半ばアングラ、半ば違法、そんなアパートだけに、どのような理由があっても不思議ではない。
こっちにとっては、便利だからそれでいい。
ただ、光熱費についてはどうするべきか、後で荒垣経由ででも聞いておいた方がいいな。
「そうだな。俺は特に寒くないけど、これからはゆかりもこの部屋に来る事になるんだし、暖房は必要か」
「……魔法使いって……」
呆れた様子のゆかりだったが、別に俺が寒くなかったり暑くなかったりするのは、魔法使いだからじゃないんだけどな。
もっとも、魔法使いでも同じような事は出来るだろうから、その言葉も決して嘘って訳じゃないんだが。
「取りあえず買うのは、冷蔵庫、TV、布団、電気ストーブ……そんなところか?」
「ここで打ち合わせとかをするのなら、飲み物を入れるコップとかそういうのも用意した方がいいと思うし、他にも軽く料理は出来るようにした方がいいんじゃない?」
まぁ、その辺は買っておいた方がいいか。
「なら、買い物に行くか。場所はどこに行けばいい?」
「ポロニアンモールに結構いいお店があるらしいわよ」
「ポロニアンモールか。……まぁ、この時間ならまだ大丈夫だろ」
携帯で時間を確認すると、まだ午後6時前。
閉店するには、まだ早い時間だろう。
そんな訳で、俺は再び影のゲートを使ってゆかりと一緒にポロニアンモールに向かうのだった。
「こっちよ。品揃えのいい電気店らしいから、アクセルが欲しがるのもあると思う」
ゆかりに案内されて向かったのは、ポロニアンモールの中でも端の方にある店だった。
まぁ、電化製品を扱っている以上、どうしても店は広くならざるを得ない。
そう考えれば、ポロニアンモールど真ん中とか、そういう場所にこの店を建てる訳にもいかなかったのだろう。
午後6時くらいではあっても、店の中に客の姿はそれなりに多い。
「さて、まずは冷蔵庫からね。……どういうのが欲しい?」
「そうだな、特に希望はないけど、それなりに大きめの奴がいいな」
使うのは俺とゆかりくらいだろうが、飲み物とかを冷たい状態のままで保存しておくには、丁度いい。
料理の保存とかは……ぶっちゃけ、空間倉庫に保存した方がいいのは間違いないだろう。
料理というのは、出来たてが一番美味い。
勿論味が染みるとか味を落ち着かせる的な意味で時間が経った方が美味い料理もあるんだが、ともあれ基本的には出来たてが一番美味いのは間違いない。
そうである以上、冷蔵庫で一旦冷やしてしまえば、電子レンジを使っても基本的に味は落
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ