蒼雷の恋慕 03
[4/7]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
クの取り柄だからね!」
「確かに元気なのはお前の取り柄だけどよ……別にそれだけじゃないと思うんだが。まあいっか」
何やらヴィーたんが一安心したみたいな顔をしているけど……まあ安心したのなら聞く必要もないよね。聞いてまた不安になる方が問題だし。
「それでボクの知りたい好きを知ってる人って誰なの?」
「それはだな……あたしが言ったとかいうなよ?」
「うん、ヴィーたんから聞いたとか言わない!」
「すげぇ言いそう……まあ進展しない方も悪いだろうし別にいいか」
「ヴィーたん早く早く!」
「分かった、分かったから落ち着けって。お前の教えてくれそうなのはな……」
★
皆さんお久しぶりや。みんなのアイドルこと八神はやてや♪
今日はショウくんとレヴィを呼んでのすき焼きパーティーや。男の射止めるには胃袋を掴めって言うし、久しぶりに一緒に食事やから今日は一段と頑張るで。
「……ヴィータ達の帰り待ちとはいえ、なかなかに痛い言動やったな」
口には出さんかったけど、心の中では本気でやってもうたし。動き付きで。
まあ誰かに見られたところで私なら私だからってことで終わるやろうけど。いや〜普段からのキャラって大切やな。昔と違って今はヴィヴィオとか子供も居るし、仕事上の立場もあるから馬鹿げたことも控えようかと思ったりもするけど。
「でもなぁ……自分を曲げてもうたらそれは私やなくなるし」
やっぱり……好きな人にはありのままの自分を好きになってもらいたいやないか。
中学生の時は告白したのに保留にした? 六課解散の後はどうなったのかって? ははは、そんなん決まっとるやん……どうにもなってへんよ。
いやな、私かて自分のヘタレ具合に思うところはあるんや。
けど……自分の夢も大切というか困ってる人が居ると思うと助けたいと思うわけで。ショウくんのことが大事やないって言うつもりはないんやけど。やっぱり最近思うんよ……昔の私は子供やったなって。
「だって……」
よう呼び出した挙句に告白したって思うもん。
今考えたらあの頃の自分を称えたいというか尊敬するで。私がヘタレなだけ? 今はまあそれは否定できんけど……ただ人ってもんは年を重ねるごとに自分の気持ちを素直に言えなくなったりするやん。
けど、これでも一応頑張ってはおるんやで。
ショウくんの休みとか聞いてデートに行くことはあるし。なのはちゃんやフェイトちゃんに比べたらデートの回数だって多いんやからな。
というか……あのふたりはずるいと思うんや。
だってヴィヴィオっていう娘が居るんやで。正式な母親はなのはちゃんの方やけど、ヴィヴィオはふたりともママ扱いしとるし。ショウくんのことはパパ扱いかつパパ呼び。関係を知らない人間からすれば一緒に居るとこ見
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ