0119話『それぞれの花火大会模様』
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「やっりい♪ 提督も話が分かるね!」
それで川内は喜んでいた。
後ろでは神通が眩暈を起こしそうになっているけどそこで那珂が「大丈夫? 神通ちゃん?」と支えていたのでまぁ大丈夫だろう。
陸奥も陸奥で、
「あまり火遊びはダメよ? 引火したら後が怖いんだから……」
そう言って過去を思い出しているのか少し表情が優れていなかった。
「まぁまぁ、節度を持ってやりましょうよ陸奥さん」
「そうだよ。こんな時間は貴重なんだから楽しまないと」
綾波と敷波にそう言って陸奥はしぶしぶだけど「そうね」と答えていた。
そして古鷹が私の腕を掴んで、
「さ、提督も早く鎮守府に戻りましょう」
「そうだな。あ、少し待ってくれ。榛名は楽しめていたか……?」
そこでさっきまで無言だった榛名に問いかけると、
《はい……とても、とても感動しました。やっぱり花火はいいものですね。榛名、感激です》
「そうか。それならよかった。それじゃ鎮守府に帰ったら私達で第二次花火大会でも開こうか」
「そうですね」
《はい!》
それで私達は鎮守府に帰ったらみんなで花火を出して楽しんだのであった。
だけど後で大淀達に怒られたのはしょうがないという事で諦めたのは別の話。
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