Lv50 隠された道標
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方へと向かった。
何人かが棚の瓶を手に取り、マジマジと眺める。
アヴェル王子が驚きの声を上げた。
「こ、これは……1000年以上前の物じゃないか……なんなんだ……ここは一体……」
「ホンマや……でも、これ飲まんほうがええな。飲むとエライ目に遭うと思うで」
と、その時であった。
【ちょ、ちょっと、皆ッ! こっちに来てくれッ!】
ボルズの大きな声が聞こえてきたのだ。
少し離れた所にある大きな木箱のところで、ボルズはバルジさんを背負いながら、何かを指さしていた。
俺達はボルズの元へと向かう。
「こ、これは……」
すると、そこにはなんと、ミイラ化した遺体が椅子に座っていたのである。
遺体は盗賊っぽい軽装備の者で、性別は男のようであった。
また、遺体の前には、木製の古びた小さな机があり、そこには1枚の羊皮紙みたいなモノが置かれていたのである。
紙には幾つもの文字が刻み込まれていた。
アヴェル王子はその紙を手に取り、目を通す。
すると程なくして、アヴェル王子は信じられないものを見るかのように、ぼそりと言葉を発したのであった。
【最初の一文はこう書かれている……我が名はバスティアン。ここに我が遺言を書き記す。いつの日か、ここを訪れる者に、イシュマリアの真実を伝える為に……と……】
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